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Rapha








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サッカーやNBAでの八百長がロードレースでも行われないようUCIが警戒中
ここ最近メジャースポーツでの八百長行為のニュースが続いている。
まずサッカーにおいては、トルコで大規模な八百長が行われたとしてチームの会長や審判ですらも逮捕される事態となり、1000人以上が懲戒処分を受けるなどとなっている。
→トルコプロサッカーで大規模な八百長か…審判・選手1000人余り摘発
そしてオーストラリアのサッカーリーグでは日本人選手も逮捕されている。
次にバスケットボールにおいてもその世界最高峰のリーグであるNBAでも八百長があったとして、スター選手や監督が逮捕される事態となっている。
→NBAスター選手と監督やマフィアら数十人を逮捕 違法賭博の取り締まりで
こうしたメジャースポーツでの八百長事件が続く中で、ロードレース界でもUCIが八百長行為を監視しているもよう。
情報源:The UCI Is Tracking Suspicious Betting Patterns to Protect Cycling from Race-Fixing
UCIが自転車メディアのVeloに対して語ったところによると、
“(UCI) carries out regular monitoring of the risk of competition manipulation due to betting, in particular, by analyzing the bets put on offer by betting operators and any unusual betting patterns or sporting conduct.”
訳「UCIによる定期的な監視が、賭博が原因でレース結果が操作されていないかどうかをチェックしている。特に注意深く分析しているのは、賭博事業者側からもちかける賭けの有無と、異常な賭け方やスポーツ上の行為だ」
もちろんUCIルール上でも選手らはこうした賭けに関与することは禁止されている。
ロードレースのギャンブルは規模的には世界最大級の競技人口とファンを持つであろうサッカーやNBAと比べると圧倒的に小さいものだろうが、それでも現時点でもロードレースへの賭けはオンラインギャンブルサイトでも合法的になされており、一定の関心があることは事実。
UCIは八百長行為などをドーピングや技術的なチート行為と同じぐらい重大な問題だと考えており、ドーピング違反などと同じレベルの警戒を払う。
ヨーロッパの一部の国では、ギャンブル事業者がスポーツにおいて大々的なスポンサーとしてユニフォームなどにそのロゴが現れるのを禁止する国がある。ベルギーがその例だ。これからもそうした国は増えるかもしれない。
ロードレースのベルギーのワールドチームIntermarché-Wantyは2023年までIntermarché-Circus-Wantyだった。しかしCircusがそのギャンブル事業者だったため2024年からその名称が消され、今はIntermarché-Wantyとなっている。
そのIntermarché-WantyはLottoと合併予定となっているが、そのLottoは公営ギャンブル事業者であるため例外扱いとなっている。そのためチーム名としてジャージにLottoのロゴが使えるわけだ。