レビュー
Rapha








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2026パリ~ルーベでタデイ・ポガチャルにとって最大の不安要素とは?
今年悲願のミラノ~サンレモを制したタデイ・ポガチャル。最も勝てないであろうモニュメントと考えられていたわけだが、最後はトム・ピドコックとの一騎打ちを制して優勝。
これでモニュメント全制覇に向けて残るは石畳の地獄にして、クラシックの女王パリ~ルーべのみ。
また昨年の2025リエージュ優勝から数えると、同年のロンバルディア、今年のミラノ~サンレモ、そして今年のロンド・ファン・フランデレンとモニュメント4連勝となっている。
これでパリ~ルーベも勝つと5連勝。こちらもわけがわからない。
そんなポガチャルのパリ~ルーベ制覇の野望にとって最大の脅威といえばマチュー・ファン・デル・プール……ではなく、天気かもしれない?
大会のテクニカルディレクターであるThierry GouvenouGouvenouは、注目のライバル対決であるタデイ・ポガチャルとマチュー・ファン・デル・プールの両者について次のように述べている。
“If it’s dry, that can favour him. If, on the other hand, there’s a headwind, he can have a tougher time opening up a gap. If it’s wet, it’s essential to be a top cyclo-cross man and riders like Wout van Aert [Visma-Lease a Bike] and Mathieu van der Poel [Alpecin-Premier Tech] are generally more comfortable on the pavés in those conditions.
訳「ドライコンディションならポガチャル有利かも。逆に向かい風基調ならマチューたちを蹴落とすのに苦しむかも。ウェットコンディションならシクロクロスでのトップレベルの能力が不可欠となり、たとえばワウトやマチューらが石畳で有利だろう」
このように雨が降ったりした場合のウェットコンディションではマチュー・ファン・デル・プールがわずかに優位に立つと見られている。
パリ〜ルーベは「北の地獄」と呼ばれるほど過酷なレースであり、勝敗を分ける要素は単なるフィジカルではない。特に雨天時は以下の要素が重要になる。すなわち、
マチュー・ファン・デル・プールはすでにこのレースで3連覇を達成しており、世界最強のシクロクロスでの実力も含めて、石畳での技術と経験において大きなアドバンテージを持つ。たとえ雨になったとしても、いや雨だからこそ彼の判断力とスキルが生きることになると考えられる。
一方でタデイ・ポガチャルは近年クラシックでも圧倒的な強さを見せているものの、パリ〜ルーベはまだ昨年初出場したばかり。
昨年はドライコンディションだったわけだが、終盤にコーナーを曲がりきれず落車。ここでマチューから決定的に遅れた。
ポガチャルにはロードレースの中の特異点たるパリ~ルーベでの経験がまだ不足していると考えられるか。雨になるとそうした弱点がさらに露呈するかもしれない。
なお、現時点の予報ではレース当日に大きな降雨は見込まれていない。
つまり、現時点ではドライコンディションでの決戦となる可能性が高い。
もし雨が降れば上述のようにファン・デル・プールに追い風となるが、ドライであれば純粋な脚力勝負となる可能性が高い。
いずれにせよ、2026年パリ〜ルーベはその歴史上も最もハイレベルな直接対決の1つとなることは間違いないと言えるだろうか。