【衝撃のデザイン】コルナゴが新型TTバイク「TT1」を発表。シートステーがとんでもないことになる
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タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)擁するチームUAEが使うバイクといえば、コルナゴ(Colnago)だが、そのコルナゴから見たことない、とんでもないTTバイク「TT1」が登場した。まずはその画像を見て欲しい。
情報源:COLNAGO UNVEILS RADICAL NEW TT1 TIME TRIAL BIKE
(‘A`)「なんだこれは・・・シートステーどうなってんだ?」
ホリゾンタルシートステーとでもいえばいいのだろうか、もはやシートステーという名称を使うべきですらないかもしれない。これがツール・ド・フランス3連覇を狙うタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)の最新兵器となるのだろうか。
今まで使ってきたTTバイク「K.One」がこちら。
Solid prologue for our guys. #TDR2022🇨🇭#UAETeamEmirates #WeAreUAE pic.twitter.com/19vKKhMepH
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) April 26, 2022
もう全然違う別の存在みたいになっている。新型TT1は、奇妙なシートステーの形状もそうだが、全体的にぶっとくなっている。フロントフォーク、シートポスト、ヘッドチューブ周りなどとにかく太い。
一方でチェーンステーは形状・太さともにあまり変化がなさそうな感じがする。
このTT1はジロ・デ・イタリアでデビューを飾ることになっている。もちろんツール・ド・フランスでも使われるだろう。
最新TTバイクといえば、BMCが先日レッドブルとコラボして、さらにはTTレジェンドのファビアン・カンチェラーラも協力する「 Speedmachine」も発表したばかり。
このBMCもそうだが、コルナゴのTT1もボトルホルダーが完全にフレームと一体化したデザインだ。それをさらに推し進めた形が今回のコルナゴのTT1だろう。
BMCの新Speedmachineはまだプロトタイプのようだが、コルナゴのTT1はこんな形でもUCIルールに適合しているのだろう。だからこそジロ・デ・イタリアでデビューするわけで。
コルナゴのデザイナーや開発チームはエアロダイナミクスを追求するための1つの障害が、シートステーだと考えていたのだろう。たしかに近年のTTバイク、そしてエアロロードバイクはシートステーとシートチューブとの接合部分がどんどん下へズレていた。やはり通常のシートステーは空力を下げる割合が大きいのだろう。
今回コルナゴはボトルの形状と合わせて、こんなとんでもないデザインでその問題を解決した。
(‘A`)「誰がここまでやれといった・・・」
(゚∀゚)「いいぞ、もっとやれ」
現時点では詳しいスペックや性能などが公式サイトで発表されていないので、その詳細はわからないが、おそらく今年のジロ・デ・イタリアの機材としては最も注目を浴びるものになるだろう。
Shiv disc (あとはShiv TT disc) とかがこんな感じのシートステーですね
そうなのブヒね。もしかしたら他社もどんどんシートステーを小さくさせていくのかも?
そうなると、UCIルールどうこうは別として、ロードバイクにはシートステーはなくてもいいのかも?
昔のソフトライド(SoftRide)みたいなフレームがやはりエアロに最適??
空気抵抗削減には前面投影面積を小さくするのが鉄則なので、その対策の答えの一つでしょうね。
エンジニアとしてはシートステーは取っ払いたいはずで、UCI規定に囚われないトライアスロンバイクは実際にシートステーが無かったりしますし、技術的にはダウンチューブとチェーンステーで剛性は十分確保できるそうです。
以前サーヴェロのシートステーが折れててもそのまま走り続けてた事例もありましたね。
このコルナゴはUCI規定があるからかろうじてシートステー”らしく”残した、という印象です^ ^;(もちろん認証は取れているんでしょう)。
あーサーヴェロのアレもあったブヒね。
昔と違ってカーボンの技術も上がっているのも背景にあるのかも。
今後さらにロードバイクの進化を求めるならば、重量規制もふくめてやはりUCIルールは変えていくべきブヒね。