脚質は濃霧！2022ブエルタ第8ステージの感想・ハイライト動画・結果

今夜の第8ステージは、明日の第9ステージとあわせて2日連続の山頂フィニッシュとなる。特に今夜はブエルタ・ア・エスパーニャ初登場の難関峠、1級山岳のコリャウ・ファンクアヤが登場。最大斜度19％の激坂区間を有する難所だ。

総合成績にも大きな変動が起こりそうな危険な1日。

そんな第8ステージの感想・ハイライト動画・結果をまとめて。

第8ステージのコース

さきほどの記事で紹介したので読んで欲しい。

感想と展開

突入！最大斜度19％！最後の難関1級山岳！

残り10kmとなって、ついに最後の難関、1級山岳のコリャウ・ファンクアヤの登りが本格的にスタート。

この時点で上のように3分30秒以上の差がプロトンからついている。その逃げは次の9名。

1. Alexey Lutsenko (Astana-Qazaqstan)
2. Mikel Landa (Bahrain Victorious)
3. Thibaut Pinot(Groupama-FDJ)
4. Bruno Armirail(Groupama-FDJ)
5. Sébastien Reichenbach (Groupama-FDJ)
6. Rein Taaramae (Intermarché-Wanty-Gobert)
7. Lucas Hamilton (BikeExchange-Jayco)
8. Marc Soler (UAE Team Emirates)
9. Jay Vine (Alepcin-Deceuninck) 

なんといっても注目は、グルパマFDJ軍団。なんと3人が残っている。もうガチでティボー・ピノ（Thibaut Pinot）のステージ優勝狙いであることは明らか。さらに注目は先日の第6ステージを優勝しているジェイ・ヴァイン（Jay Vine）。

一方でプロトンは、レムコ・エヴェネプール（Remco Evenepoel）をアシストすべく世界王者ジュリアン・アラフィリップ（Julian Alaphilippe）がガチ引き。逃げとの差を登りでガンガン削る。

プロトンとの差が3分半から2分へ縮小する中、逃げ集団が最大斜度19％の区間でジェイ・ヴァインがZWIFTで鍛えたパワーを発揮。他のメンツを引き離して独走する。

脚質濃霧！

そして第6ステージと同様にこのようにゴール前は濃霧。濃霧になるとジェイ・ヴァインは勝つのか？

脚質は濃霧だな。

そして後方のプロトンも激坂区間を終えてしばらくすると粉砕されてバラバラに。

さらにゴールが近づくと、結局残ったのはレムコ、ログリッチ、マス、そしてロドリゲスの4名だけに。少し遅れてサイモン・イエーツたちといった感じに。

ジェイ・ヴァインを単独で追うのはUAEのマルク・ソレル（Marc Soler）。ただソレルとヴァインとの差が縮まる気配はまったくなく、ヴァインは力強くも軽やかにペダルをまわし続けて･･･

ジェイ・ヴァインつえええええ！これがZWIFTで鍛えまくった力か！

やはりZWIFT、ZWIFTはパワー！（？）

おそらく心身ともに最高に仕上がっているのだろう。そうでなければ第6ステージと今日と立て続けに勝てないだろう。

これだけ登れるのであれば彼も総合系選手に転向できそうな気もするのだが･･･ひょっとしたらJumbo-Vismaの最強オールラウンダー、ワウト・ファン・アールト（Wout van Aert）のように来年あたりから1週間程度のステージレースでエースとなって経験値を積んだり･･･？

ハイライト動画

結果

ステージトップ10

総合トップ10

各賞ジャージ