レムコ「今こそ、ジロとツールのダブルを狙うときだ」
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レムコが来年、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスのダブルに挑戦する可能性が高くなっているようだ。
情報源1:‘The Time is Now’: Remco Evenepoel in a Rush to Win Tour de France, Giro d’Italia
情報源2:“Now we can consider it” – Remco Evenepoel open to Giro-Tour double; but confirms no Tour of Flanders
レムコ「その時は今だ」
レムコが地元ベルギーメディアHet Nieuwsbladに語ったところによると、「その時は今だ」と述べたらしい。
ただし、その後に続けた言葉によるとその「今」が25歳となる来年の可能性もあるし、「今後5~6年の間で」という可能性もあるようだ。ただ来年にジロ&ツールを現実的に検討しているのは確かなのではないか。
チームメイトにも進化を要求?
今年のツール・ド・フランスにおけるスーダル・クイックステップのチーム力という点については、レムコはそれほど良くなかったとは考えていないが、それでもツール・ド・フランスではチームメイト全員が100%ではなく110%の力をだす必要があると主張。続けて次のように言う。
“but I do think that it could have been better. Then I am talking about the form of certain riders.”
訳「でも、チームとしてもっと強く走れただろうとは思う。何人かの選手らのことやけどね」
このようにチームメイトにも110%の走りを求める。チーム全体のレベルを底上げし、今年以上の走りをしないとやはりポガチャル&UAEとヴィンゲゴー&Vismaには勝てないと実感したのだろう。
来春のクラシックの予定
先日の記事【パトリック・ルフェーブルが暴露「レッドブルはレムコとピドコックに高額ボーナスを提示して契約をオファーした」】においてルフェーブルの言葉として、レムコにはロンド・ファン・フランデレンに出るつもりはなさそうと紹介したが、今回のHet Nieuwsbladでの取材でもレムコは、はっきりと「来年にロンドに出るつもりはない」と述べたとのこと。
一方でミラノ~サンレモには出場する可能性があるとも語る。もしそうなれば初出場となる。仮に出場すればポガチャルらとともにポッジオでアタックするレムコが見られるかもしれない。レムコ参戦となればレースはより複雑なものになりそうだ。なにせクライミング能力も独走力も超一級だからだ。
そしてステージレースとしてはティレーノ~アドリアティコかパリ~ニースのどちらかに出ることを考えているようだ。