レビュー
Rapha


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今夜無料配信の2025 ジロ・デ・イタリア 第7ステージプレビューと優勝予想
昨夜の2025ジロ・デ・イタリア第6ステージは複数のトラブルが発生してカオスなものとなった。詳しくはこのレビュー記事を見てもらいたい。
→2025ジロ第6ステージは集団落車でレースが中断・ニュートライズ、そしてデモ隊?乱入も、アルペシンが総力結集でカーデン・グローブスが勝利
そんなめちゃくちゃな第6ステージはスプリンター向けのステージだったが、今夜の第7ステージは大会最初の本格的な山岳ステージであり、活躍するであろう選手の顔ぶれがこれまでと一変するはずだ。
また今夜はJスポによってYoutubeで無料配信されるのでぜひみんな見て欲しい。
→今夜のジロ第7ステージは無料でYouTubeで視聴可能。Jスポが無料配信。

昨日の第6ステージと同じくスター直後にいきなり登りが始まる。逃げ切りが決まる可能性が平坦ステージよりは大きいだろう。したがってそれを狙って10人ぐらいのそれなりの規模の逃げが出来上がるかもしれない。
スプリンターチームは全く仕事をする必要がないので今日はお休みで、プロトンの管理はUAEやRedBullが担うこととなるだろう。最初のアタックで総合順位が上位の選手も飛び出そうとするかもしれない。その両チームが脅威と思っていなかった選手が思わぬ展開で大逃げをかまして、大会終盤までマリア・ローザをキープし続けるという胸熱な大会となる可能性もある。
そう昨年のブエルタ・ア・エスパーニャのベン・オコナーの再現となる可能性もなくはない。ベン・オコナーはそのブエルタ第6ステージで大逃げをかましマイヨ・ロホをゲット。そこからの毎日を粘りに粘って最後はログリッチに逆転されたものの総合2位でフィニッシュという驚きのドラマが生まれた。その2024ブエルタ第6ステージのレビュー記事がこちら。
→ログリッチがマイヨ・ロホを失う!2024ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージの結果とハイライト動画
今日は中盤に2級山岳が連続して合計するとかなりの長い登りとなるが、そこでは総合勢は動かないだろう。ただ最後の山に向けてライバルの脚を削るために一時的にペースアップすることがあるかもしれない。
この日最後の登りはジロ・デ・イタリア初登場らしい。距離11.9kmで平均斜度は5.5%。数値的にはそれほど特別なものではない。そして最後の山頂手前の部分のデータはこのようになっている。

この日の最大のポイントはやはりこの画像の斜度10.1%部分だろう。この激坂区間で必ず総合勢がアタックをかけるはずだ。個人的にはエガン・ベルナルがこの登りをどれだけ耐えられるかに興味がある。もしここで遅れなければ、ベルナルがログリッチとアユソーを脅かすほどの力を取り戻したということになる。
ログリッチが上述の激坂区間で爆走して優勝しそうな気もするが、ここは現役最後のジロを迎えるベテランで元超級クライマーのロマン・バルデ!