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2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ

【予想外!?】ジェイ・ヴァインが20km独走勝利!そしてトレーエンが総合首位に!2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージの結果、レビュー、ハイライト

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージは、ジェイ・ヴァインが20km独走勝利。トースタイン・トレーエンがマイヨ・ロホ獲得。

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昨夜の2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージは今大会最初の本格山岳ステージだった。個人的な予想でUAE Team Emirates – XRGは動かないだろう思っていたが、その予想は完全に外れた。

第6ステージのコース

コースプレビューと修正した優勝予想は記事「今夜は最初の山岳ステージ。2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージのコースプレビューと優勝予想」から。

2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージのコースプロフィール

レース展開ハイライトとレビュー

残り25km:2級山岳でプロトンが逃げに迫る

今日は序盤から10人の逃げが形成。メンバーは次の通り。

  1. ジェイ・ヴァイン
  2. パブロ・カストリーリョ
  3. アーチー・ライアン
  4. ジェームズ・ショー
  5. ジャンマルコ・ガロフォリ
  6. ラムセス・デブライネ
  7. ルイス・フェルファーク
  8. ブルーノ・アルミライル
  9. トースタイン・トレーエン
  10. ロレンツォ・フォルトゥナート

この10人がずっと逃げ続けて、最後の2級山岳から1級山岳のコンビネーションに入っていく。

今日のレース道中でプロトンと逃げとの差が4分差だったりしたのだが、残り25kmの2級山岳手前までに6分半差ぐらいまで広がっていた。その時点で、

🐷「今日はもうプロトンやる気なしか」

その2級山岳にプロトンはLidl-Trekのマッズ・ピーダスンを先頭に加速しながら突入。ピーダスンはエースクライマーのジュリオ・チッコーネのためのリードアウトだ。

この2級山岳に入ると一気にタイム差が縮小し、4分差まで迫る。

🐷「ん?やっぱり逃げは許さないのか?」

だがプロトンは4分差まで迫ったもののそこからタイムの縮小が止まる。

一方で逃げの集団からは2級山岳山頂を超えてからUAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァインが下りを利用してアタック。

ジェイ・ヴァインが1級山岳独走

1級山岳Palはこのきつさ。その登りをジェイ・ヴァインが単独で快走。一切スローダウンする気配を見せないで独走を続ける。

ジェイ・ヴァインに1分ほどの差をつけられた追走集団の9名だが、この中で最も総合順位が高いのがBahrain Victoriousのトースタイン・トレーエン。ヴィンゲゴーが58秒遅れの26位。

プロトンはやはり今日はもうステージ優勝を狙うつもりはなさそう、そしてトレーエンとジェイ・ヴァインの総合タイム差もかなり開いているので、このまま走ればトレーエンがマイヨ・ロホを取れる可能性が高い。

UAEに黄信号!?フアン・アユソーが脱落!

この1級山岳の途中、残り4kmでUAE Team Emirates – XRGのダブルエースの一人フアン・アユソーがプロトンから力なく遅れていってしまう。

おそらくこれで今大会のフアン・アユソーの総合争いチャレンジは終了となるのではないか。今後UAEはジョアン・アルメイダの単独エースだろう。

残り1.4km:チッコーネからヴィンゲゴーの連続攻撃!

Lidl-Trekがペースアップをしていた総合勢の集団。アンドレア・バジオーリの牽引からチッコーネがアタック!

これをヴィンゲゴーがしっかりとチェック。そしてそこから今度はヴィンゲゴーがアタック!

これにはチッコーネがチェックをお返し。二人で総合勢グループが飛び出す形になる。残り距離が1km強という短距離なのでこのまま二人でハイペースでゴールまで突き進むのかと思われたが、なぜか二人のペースはあがらず。ヴィンゲゴーにいつもの強さがない?まだ本気出してないだけ?

ステージ優勝はジェイ・ヴァインが危なげなく20kmを独走勝利。続いて2位に追走集団から飛び出していたトースタイン・トレーエン。もちろんキャリア初のマイヨ・ロホ獲得だ。

そして総合勢のグループは結局有力どころがチッコーネ&ヴィンゲゴーに後方から追いつき一丸となって最後はゴール。タイム差はつかなかった。

UAE Team Emirates – XRGはジェイ・ヴァインがステージ優勝したものの、フアン・アユソーは総合争いからおそらく完全に脱落。どこか素直に勝利を祝えない雰囲気。今後アユソーはアルメイダのアシストをしながらステージ優勝を狙う形になるか?まさか早々に大会を去るなんてことは・・・?

関連記事:フアン・アユソーがLidl-Trekへ移籍か?

またライバルたちに差をつけられなかったヴィンゲゴーのコンディションがきになるところ。できなかったのか、それともやらなかったか。

普段のヴィンゲゴーの強さならあの場面でガチ踏みを続けたのではないかとも思えるが、ひょっとしたらチッコーネの調子が良さそうなので引き離せないと悟り、無駄な力は使わないようにしたのかも。だとしたらそれほどチッコーネのコンディションが凄いということになる。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

順位選手チームタイム差
1Jay VineUAE Team Emirates – XRG1位との差
2Torstein TræenBahrain – Victorious0:54
3Lorenzo FortunatoXDS Astana Team1:10
4Bruno ArmirailDecathlon AG2R La Mondiale Team1:15
5Pablo CastrilloMovistar Team1:52
6James ShawEF Education – EasyPost2:05
7Louis VervaekeSoudal Quick-Step2:15
8Ramses DebruyneAlpecin – Deceuninck2:19
9Archie RyanEF Education – EasyPost2:42
10João AlmeidaUAE Team Emirates – XRG4:19

総合トップ10

順位選手チームタイム差
1Torstein TræenBahrain – Victorious1位との差
2Bruno ArmirailDecathlon AG2R La Mondiale Team0:31
3Lorenzo FortunatoXDS Astana Team1:01
4Louis VervaekeSoudal Quick-Step1:58
5Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike2:33
6João AlmeidaUAE Team Emirates – XRG2:41
7Giulio CicconeLidl – Trek2:42
8Matteo JorgensonTeam Visma | Lease a Bike2:49
9Jai HindleyRed Bull – BORA – hansgrohe2:53
10Giulio PellizzariRed Bull – BORA – hansgrohe,,

各賞1位

総合1位Torstein Træen(Bahrain – Victorious)
ポイント賞1位Mads Pedersen(Lidl – Trek )
山岳賞1位Jay Vine(UAE Team Emirates – XRG )
新人賞1位Giulio Pellizzari(Red Bull – BORA – hansgrohe )


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