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ポガチャル史上初の偉業!2025イル・ロンバルディア優勝で5連覇達成!その結果とハイライト

タデイ・ポガチャルが史上初のイル・ロンバルディア5連覇を達成。そのハイライトと結果

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昨夜は年間最後のモニュメント、イル・ロンバルディアが開催されたが、その結果は見ていた誰もが溜息しか出ないようなものとなった。

2025のコース

2025イル・ロンバルディアのコースプロフィール

レース展開ハイライトとレビュー

ラファウ・マイカなど引退する選手のセレモニー

ピドコックが下りで落車!

なんとプロトン最高のダウンヒラーと思われるトム・ピドコックがギザッロの下りの途中で落車してしまう。だがすぐにリスタート。レースはまだ始まったばかりなので大きな問題はないように思われる。

なおピドコックは明日オランダで開催されるグラベル世界選手権にも参加する予定だ。

UAEが逃げとの差を厳しく管理

中盤ではフィリッポ・ガンナやクイン・シモンズなど12名が逃げて続けていた。そのメンツは次のとおり。

  1. Gal Glivar
  2. Pello Bilbao
  3. Filippo Ganna
  4. Lucas Wade hamilton
  5. Victor Langellotti
  6. Quinn Simmons
  7. Walter Calzoni
  8. Louis Vervaeke
  9. Michael Matthews
  10. Bjoern Koerdt
  11. Mattia Bais
  12. Bart Lemmen

注目はINEOS Grenadiersが3名(ガンナ、ランゲロッティ、ハミルトン)を送り込んでいること。やる気満々である。これは終盤までガンナが引けるとこまで引きまくり、ハミルトンかランゲロッティのどちらかが登りでアタック(二人が時間差で連続アタック)する作戦?

残り120km以上もある段階でもUAE Team Emirates – XRGは決してタイム差の余計な拡大を許さず、1分30秒しか猶予を与えないで逃げをチェックし、プロトンを管理し続ける。なおタデイ・ポガチャルは今日も世界選手権と同じく無塗装(ロゴのみで真っ黒)のY1Rsで軽量さを優先している。

そして中盤のイマーニャ(Imagna)の長い下りではUAE勢が加速し、プロトンが一時的に分断される。その動きでEF Education-EasyPostのエース、ベン・ヒーリーやTeam Visma | Lease a Bikeの多くの選手が後続集団に取り残されるが、しばらくしてその後続が追いつきプロトンが無事に再び一つにまとまる。

だがその後プロトンの動きは沈静化。逃げとの差も3分弱にまで広がる。

残り82km:アメリカチャンピオンがアタック

残り82kmとなるとCrocettaの登りを利用してアメリカチャンピオンのクイン・シモンズが単独で飛び出し、ガンナたちとは30秒ほどの差をつける。ここから10km進むと追走とのタイム差は1分以上に広がる。

一方で追走集団の人数はこの画像のように減り、フィリッポ・ガンナ、マイケル・マシューズ、ルイス・フェルヴァーケ、ペリョ・ビルバオの4名だけとなる。イネオスはガンナだけとなるが、ガンナよりは登れると思われるハミルトンとランゲロッティどうなったんだ。作戦で後ろに下がったのか?

そしてプロトンではジャイ・ヒンドレーが何度も遅れる姿が流れ、今日は彼の日ではない感じ。残り60kmでもこの画像のように遅れがちに。

さらに本来なら優勝候補の一角とも言えるベン・ヒーリーもこの段階ですでに苦しそうな感じ。まさかの失速を見せる。

残り38km:UAEが登りで加速、ポガチャル発射!

残り距離が40kmを切り、パッソ・ディ・ガンダの登りに入るとUAEが加速し、ライバルたちをふるい落としにかかると同時に、ポガチャル発射の露払いにかかる。

そして残り36kmでついにポガチャル発射!アラフィリップ、ログリッチ、ベルナルたちもみんな脱落。少しの間ポール・セクサス、レムコ・エヴェネプール、マイケル・ストーラーがついていけたが、やはり誰もポガチャルに完全についていけず遅れていく。

ポガチャルはただ1人逃げ続けていたクイン・シモンズをすぐに追い抜き、残り33kmで独走態勢へ。追走するレムコ・エヴェネプールたちから1分以上の差を短時間で稼ぎ出す。

このパッソ・ディ・ガンダの登りはポガチャルが2021年に初めてイル・ロンバルディアで優勝したときにも登場していて、そのときもまさにこの後半区間でアタックした区間だ。

ただレムコも諦めない。力強い走りを維持、ポガチャルを懸命に追う!

🐷「岩パス・・・」

🐷「うああああ!危ねぇ!!なんやこの障害物!何考えてこんなの残したままやねん」

最後の最後でレムコにちょっとしたアクシデント。先行するモトバイクがなぜか止まってしまい、レムコの進路が塞がれてしまった。ここで数秒無駄にしたかもしれないが、すでにポガチャルとの差は決定的なものになっていたため、これがなかったとしてもレムコが追いつく未来は存在しなかった。

ポガチャルとUAE Team Emirates – XRGは本当に1日危なげなく、完璧にレースを支配し、ポガチャルのイル・ロンバルディア5連覇達成を成し遂げた。5連覇は歴史上初の偉業であり、またロンバルディア5勝という点では最多勝記録として、ロードレースレジェンドの1人であるファウスト・コッピに並んだ

今年のポガチャルの優勝率

またポガチャルは今年ツール・ド・フランスを含む17個の大会に出場して(ステージ優勝は含めないとして)、

  1. UAEツアー総合優勝
  2. ストラーデ・ビアンケ優勝
  3. ロンド・ファン・フランデレン優勝
  4. フレッシュ・ワロンヌ優勝
  5. リエージュ~バストーニュ~リエージュ優勝
  6. クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合優勝
  7. ツール・ド・フランス総合優勝
  8. 世界選手権ロードレース優勝
  9. ヨーロッパ選手権ロードレース優勝
  10. トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ優勝
  11. イル・ロンバルディア優勝

11個の大会で優勝を達成。優勝確率は11/17=約64.7%である。

レース全体のハイライト動画

https://www.youtube.com/watch?v=kjnI9PaWDBA

結果(トップ10)

順位選手チームタイム差
1Tadej PogacarUAE Team Emirates – XRG1位との差
2Remco EvenepoelSoudal Quick-Step1:48
3Michael StorerTudor Pro Cycling Team3:14
4Quinn SimmonsLidl – Trek3:39
5Isaac Del toroUAE Team Emirates – XRG4:16
6Thomas PidcockQ36.5 Pro Cycling Team,,
7Paul SeixasDecathlon AG2R La Mondiale Team,,
8Egan BernalINEOS Grenadiers,,
9Jay VineUAE Team Emirates – XRG4:18
10Cian UijtdebroeksTeam Visma | Lease a Bike4:30


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piginwired
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4 Comments

  1. 来年のタイトルも考えたぜ: ポガチャル史上初の偉業!2025イル・ロンバルディア優勝で6連覇達成!その結果とハイライト

  2. 主催者『これ以上開催したら全部「史上初!!ポガチャルが…」になるから開催辞めるわ』

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