レビュー
Rapha








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タデイ・ポガチャルが史上初のイル・ロンバルディア5連覇を達成。そのハイライトと結果
昨夜は年間最後のモニュメント、イル・ロンバルディアが開催されたが、その結果は見ていた誰もが溜息しか出ないようなものとなった。
目次

#IlLombardia 🇮🇹 / Hommage à 🇵🇱 Rafal Majka (UAD) lors du départ du Tour de Lombardie. Une bien belle carrière tout de même. pic.twitter.com/uzcgjKMWeC
— Renaud Breban (@RenaudB31) October 11, 2025
💥 Incident for 🇬🇧 Tom Pidcock, who made his way back into the peloton#ILombardia presented by @CA_Ita pic.twitter.com/zel8jNKP12
— Il Lombardia (@Il_Lombardia) October 11, 2025
なんとプロトン最高のダウンヒラーと思われるトム・ピドコックがギザッロの下りの途中で落車してしまう。だがすぐにリスタート。レースはまだ始まったばかりなので大きな問題はないように思われる。
なおピドコックは明日オランダで開催されるグラベル世界選手権にも参加する予定だ。

中盤ではフィリッポ・ガンナやクイン・シモンズなど12名が逃げて続けていた。そのメンツは次のとおり。
注目はINEOS Grenadiersが3名(ガンナ、ランゲロッティ、ハミルトン)を送り込んでいること。やる気満々である。これは終盤までガンナが引けるとこまで引きまくり、ハミルトンかランゲロッティのどちらかが登りでアタック(二人が時間差で連続アタック)する作戦?
残り120km以上もある段階でもUAE Team Emirates – XRGは決してタイム差の余計な拡大を許さず、1分30秒しか猶予を与えないで逃げをチェックし、プロトンを管理し続ける。なおタデイ・ポガチャルは今日も世界選手権と同じく無塗装(ロゴのみで真っ黒)のY1Rsで軽量さを優先している。

そして中盤のイマーニャ(Imagna)の長い下りではUAE勢が加速し、プロトンが一時的に分断される。その動きでEF Education-EasyPostのエース、ベン・ヒーリーやTeam Visma | Lease a Bikeの多くの選手が後続集団に取り残されるが、しばらくしてその後続が追いつきプロトンが無事に再び一つにまとまる。
だがその後プロトンの動きは沈静化。逃げとの差も3分弱にまで広がる。

残り82kmとなるとCrocettaの登りを利用してアメリカチャンピオンのクイン・シモンズが単独で飛び出し、ガンナたちとは30秒ほどの差をつける。ここから10km進むと追走とのタイム差は1分以上に広がる。

一方で追走集団の人数はこの画像のように減り、フィリッポ・ガンナ、マイケル・マシューズ、ルイス・フェルヴァーケ、ペリョ・ビルバオの4名だけとなる。イネオスはガンナだけとなるが、ガンナよりは登れると思われるハミルトンとランゲロッティどうなったんだ。作戦で後ろに下がったのか?

そしてプロトンではジャイ・ヒンドレーが何度も遅れる姿が流れ、今日は彼の日ではない感じ。残り60kmでもこの画像のように遅れがちに。

さらに本来なら優勝候補の一角とも言えるベン・ヒーリーもこの段階ですでに苦しそうな感じ。まさかの失速を見せる。

残り距離が40kmを切り、パッソ・ディ・ガンダの登りに入るとUAEが加速し、ライバルたちをふるい落としにかかると同時に、ポガチャル発射の露払いにかかる。

そして残り36kmでついにポガチャル発射!アラフィリップ、ログリッチ、ベルナルたちもみんな脱落。少しの間ポール・セクサス、レムコ・エヴェネプール、マイケル・ストーラーがついていけたが、やはり誰もポガチャルに完全についていけず遅れていく。


ポガチャルはただ1人逃げ続けていたクイン・シモンズをすぐに追い抜き、残り33kmで独走態勢へ。追走するレムコ・エヴェネプールたちから1分以上の差を短時間で稼ぎ出す。
このパッソ・ディ・ガンダの登りはポガチャルが2021年に初めてイル・ロンバルディアで優勝したときにも登場していて、そのときもまさにこの後半区間でアタックした区間だ。

ただレムコも諦めない。力強い走りを維持、ポガチャルを懸命に追う!

🐷「岩パス・・・」

🐷「うああああ!危ねぇ!!なんやこの障害物!何考えてこんなの残したままやねん」

最後の最後でレムコにちょっとしたアクシデント。先行するモトバイクがなぜか止まってしまい、レムコの進路が塞がれてしまった。ここで数秒無駄にしたかもしれないが、すでにポガチャルとの差は決定的なものになっていたため、これがなかったとしてもレムコが追いつく未来は存在しなかった。
🎻
— Eurosport.es (@Eurosport_ES) October 11, 2025
Tadej Pogacar alcanza el registro de Fausto Coppi con su quinto triunfo consecutivo en Lombardía.
📺🚴♂️ Lo has visto en @Eurosport_ES y @StreamMaxES. #ILombardia pic.twitter.com/u2JvQlfnsS
ポガチャルとUAE Team Emirates – XRGは本当に1日危なげなく、完璧にレースを支配し、ポガチャルのイル・ロンバルディア5連覇達成を成し遂げた。5連覇は歴史上初の偉業であり、またロンバルディア5勝という点では最多勝記録として、ロードレースレジェンドの1人であるファウスト・コッピに並んだ。
またポガチャルは今年ツール・ド・フランスを含む17個の大会に出場して(ステージ優勝は含めないとして)、
11個の大会で優勝を達成。優勝確率は11/17=約64.7%である。
| 順位 | 選手 | チーム | タイム差 |
|---|---|---|---|
| 1 | Tadej Pogacar | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
| 2 | Remco Evenepoel | Soudal Quick-Step | 1:48 |
| 3 | Michael Storer | Tudor Pro Cycling Team | 3:14 |
| 4 | Quinn Simmons | Lidl – Trek | 3:39 |
| 5 | Isaac Del toro | UAE Team Emirates – XRG | 4:16 |
| 6 | Thomas Pidcock | Q36.5 Pro Cycling Team | ,, |
| 7 | Paul Seixas | Decathlon AG2R La Mondiale Team | ,, |
| 8 | Egan Bernal | INEOS Grenadiers | ,, |
| 9 | Jay Vine | UAE Team Emirates – XRG | 4:18 |
| 10 | Cian Uijtdebroeks | Team Visma | Lease a Bike | 4:30 |
来年のタイトルも考えたぜ: ポガチャル史上初の偉業!2025イル・ロンバルディア優勝で6連覇達成!その結果とハイライト
もう毎回「史上初」になるやん!もっとヒネって!
主催者『これ以上開催したら全部「史上初!!ポガチャルが…」になるから開催辞めるわ』
もうこうなったら、全モニュメントを同じ日に開催するしかない!