カヴェンディッシュ「少なくともあと2年は現役続行したい」
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少し前に、今年で引退予定と言われてきたマーク・カヴェンディッシュが現役続行の意向があるらしいと紹介した。
過去記事:来年もカヴェンディッシュが現役続行か
そしてさきほど、イタリアのガゼッタ紙によるインタビューで、カヴェンディッシュ本人が「少なくともあと2年はやりたい」と公言した。
情報源:Cavendish non molla: “Voglio gareggiare per almeno altri due anni”
この記事で、カヴェンディッシュは現役続行の意思について、「ただ走るだけでなく、優勝を狙って走りたい」と述べた。これはおそらくツール・ド・フランスの最多勝記録更新への意気込みも含まれた表現なのではないだろうか。
そして、解釈次第では、自身をスプリントのエースとして扱ってくれる、勝たせてくれるチームを希望しているとも受け取ることも可能か?
2日前ぐらいから、アルペシン・フェニックスのティム・メルリール(Tim Merlier)が来年はクイックステップに移籍するのではないかと海外メディアから報道があがっているが、その噂自体は先週ぐらいからあって、もしそれが現実になるなら、カヴェンディッシュはたぶんクイックステップから離れるだろうと考えている人は多いだろう。
それにしても、2020年度の終わりに引退の寸前まで追い込まれていたことが嘘のような、あるいみ贅沢な現状だ。それもこれも2021年の大復活劇の賜物。ツアー・オブ・ターキーでの勝利、そしてなんといってもツール・ド・フランスでの奇跡の復活が彼の考え方や立場を決定的に変えたのは間違いない。
ひょっとしたら2021年の時点でいくつかのチームからすでになんらかの接触があったのかも。そういった他チームからの接触も現役続行の気持ちを強くさせた可能性はあると思われる。
そして今回のこの発言を考えると、すでに実はある程度移籍の話はまとまりつつあるのかも?しかも2年契約という方向で。
一方、メルリールがクイックステップに移籍するとなると、今のエースであるファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)とのチーム内競争がどうなるか気になるところ。