嘆きのバイクエクスチェンジとディラン・フルーネヴェーヘン。2022ドーフィネ第1ステージ
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昨夜のクリテリウム・デュ・ドーフィネ第1ステージは、スプリンターにもチャンスがあるステージ。しかしゴール手前40kmから3級山岳の登り。
その山で、今大会に参戦する唯一の有名トップスプリンターであるディラン・フルーネヴェーヘン(Dylan Groenewegen)が遅れた。
そんな彼を引き上げるべく、バイクエクスチェンジは全力でプロトンを追走。
しかし、彼がプロトンに戻ると最後のスプリントで勝つ可能性が高い。そこでワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)での勝利を狙うユンボ・ヴィズマと、イーサン・ヘイター(Ethan Hayter)での勝利を狙うイネオス、さらにはヤスパー・ストゥイフェン(Jasper Stuyven)で勝利を狙うトレック・セガフレードなどが積極的にプロトンを加速させ、バイクエクスチェンジを突き放そうと激走。
最後はどうしても縮まらない差にバイクエクスチェンジが白旗。
そんな1日となり、バイクエクスチェンジはプロトンに追いつけず勝利のチャンスを逃したことを嘆く。バイクエクスチェンジ側は、「最後の登りで10秒差なら、追いついて勝てる可能性がある」と考えていたようだ。
情報源:BikeExchange-Jayco rues missed chance in Critérium du Dauphiné opener
ただ「確かに今日は残念な結果となったが、明日からはまた気持ちを切り替えてがんばる」とも。
今年のドーフィネも山だらけのハードな大会。唯一の平坦ステージは第4ステージだが、それはタイムトライアル。
よってピュアスプリンターはお呼びでないという大会だが、それでもフルーネヴェーヘンが参戦しているのは、ツール・ド・フランスを見据えてのこと。
ツールでの山岳を乗り切るためのトレーニング・準備として彼はドーフィネを走っている。よってこのドーフィネで勝てなくとも、そのトレーニングの効果がツールで現れるだろうと考えている。