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ツール・ド・フランスを変える新補給革命? 「乳酸ジェル」がプロロードレースの常識を覆す可能性
近年のロードレース界では、空力技術やトレーニング手法だけでなく、栄養戦略の進化もパフォーマンス向上の大きな要因となっている。
特に近年話題になることが多いのがレース中に取るべき炭水化物の量だ。このブログでも下のような記事で何度も炭水化物について話題にしてきた。
かつてトップ選手は1時間あたり60〜80g程度の炭水化物摂取が一般的だったが、これらの過去記事で紹介したように現在では120g以上を摂取するケースも珍しくない。これにより選手たちは長時間にわたり高出力を維持できるようになり、レース全体の平均速度も上昇した。
しかし人間の消化器官が吸収できる糖質量には上限があり、過剰摂取は胃腸トラブルの原因となる。そのためプロは「腸を鍛える(Gut Training)」という新しいトレーニングまで導入している。
だがそうはいってもやはり人間、1つの栄養素だけに頼る補給戦略にも限界がある。1時間で摂取できる炭水化物にも限度はある。
そこで今、ツール・ド・フランスの世界に新たな変革をもたらす可能性を秘めた補給が注目を集めている。その名は「乳酸ジェル(Lactate Gel)」だ。
乳酸は長年にわたり、筋肉疲労を引き起こす原因物質として扱われてきた。
しかし現在では、乳酸は体内で再利用可能な燃料であり、特に高強度運動時には重要なエネルギー源として機能するらしい。トップレベルのロードレーサーほど乳酸を効率的に処理し、エネルギーとして活用する能力が高いことも研究で示されているようだ。
こうした知見を背景に開発されたのが「ExoLactate」と呼ばれる乳酸ジェルで、スペインの研究チームは、この乳酸を直接摂取できるジェルの開発に成功したという。
🐷「え、めっちゃ不味そう」
重要なことは、炭水化物だけに依存しない新たなエネルギー補給戦略だ。
もし乳酸が競技中に効率よく利用できることが証明されれば、選手はこれまで以上に高い強度を維持できる可能性がある。
また、糖質摂取量をさらに増やすことなくエネルギー供給能力を高められるなら、胃腸への負担軽減にもつながるかもしれない。
現段階では実験・検証段階にあり、実戦投入されたワールドツアーチームはまだ確認されていない。しかし、スポーツ栄養学の専門家たちは大きな可能性を秘めた技術として注目しているようだ。
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