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レムコ有利?2027ツール・ド・フランスの全コースが発表。その全ステージのコースプロフィールとプレビュー・感想。
昨夜、来年の2027ツール・ド・フランスの大会プレゼンテーションが行われ、有名選手らも多く出席し、大会全ステージのコースが正式に発表された。
大会開催期間は7/2から7/25まで。
総走行距離は3,479kmで、総標高は53,450m。9つの新しい都市が登場する。ステージ構成は、山岳ステージが6つ、平坦ステージも6つ、丘陵ステージが7つ、そして個人タイムトライアルが2つだ。
そしておそらく最大の特徴は個人タイムトライアル(個人TT)のステージが2つあり、その合計距離が71kmという近年にない長距離の個人TTとなることだ。言うまでもなく、個人TT最強のレムコ・エヴェネプールにとって嬉しいコース設定になっている。
🐷「これでレムコは来年のツールに全力で、ジロ・デ・イタリアには参戦なしかな」
以下、全ステージについてそのコースプロフィール画像を掲載し、それに続いて大会のプレビューというか発表されたコース全体の感想を述べていく。





















2027ツールは第7ステージと第16ステージで個人TTが設定されている。第7ステージは38km、第8ステージは33kmという距離になっている。
個人的に言えばTTステージが2回というのは歓迎。しかし距離の設定が面白くない。両日がほぼ同じ距離だからだ。個人的には、たとえば20kmと51kmにするなど明確に距離差があったほうが面白くなると考える。
また、第16ステージで登りが1箇所だけあるが両ステージとも基本的には平坦基調となっている。これもどちらかを山岳TTで10km、もう片方は平坦TTで61kmというほうが面白いのではないかと思う。
ただ個人TTが2回あって、どちらも平坦基調でそこそこの距離という点ではレムコ・エヴェネプールに有利と言えるだろう。
そんなコース設定となっているため、レムコが来年のツールをこれまで以上に本気で狙おうとするのではないか。よってダブルを狙ってジロ・デ・イタリアにも出場という可能性は低いと考えられる。
おそらく今年と同様に春のクラシック(アルデンヌ・クラシック)以降はレースを全くしないでトレーニングだけでコンディションを作り上げるのではないか?今年はそれが成功したと言えるからだ。
通常のグランツールでは最終日直前に超難関山岳ステージが2日連続で登場したり、最終日に山岳ステージが詰め込まれたりというのがよくある。
だが来年のツールにはそれがない。最終日には第18ステージがおそらく大会最難関ステージで山岳ステージとなっているが、翌第19ステージはやや難易度が低い山岳ステージだ。それでも獲得標高は4300mあるが。だが超難関が2日連続という設計にはなっていない。
そしてその他の週を見ても、第1週目の最終日である第9ステージでいきなりグラン・コロンビエが登場する以外は、それほどめちゃくちゃなステージ設計にはなっておらず、2027ツールはわりと「平均的なツール・ド・フランス」というコース設計になっているように感じる。
そういう意味では、山岳ステージで総合勢に大差がつくような登りバトルになるのではなく、ステージ優勝をしたりステージ上位に繰り返し入ることでボーナスタイムを積みあげていくような戦略が重要になるのではないだろうか。
もちろんそうしたことについてデタラメに強いのがタデイ・ポガチャルだ。来年もポガチャル向きのツールになるかもしれない。
まず最終日の第21ステージについては過日【2027ツールから「モンマルトル」がなくなるとの報道をASOが否定】で書いたように、過去2年間に新しい勝負どころとして登場してきたモンマルトルの丘が来年も使われるのかどうか、登場するとしてどの地点かが話題になっていた。
だが今回の発表で、来年も今年とほぼ同じような感じで登場することが確定した。ゴール前約10kmで最後のモンマルトルとなる。この点も今年と同じだ。
すなわち再び来年はマチュー・ファン・デル・プールとタデイ・ポガチャルがアタックすることが予想される。そこに来年はワウト・ファン・アールト、マッズ・ピーダスンなども加わるかもしれない。
来年も最終日のモンマルトルで大盛り上がりとなるだろう。