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マチュー・ファン・デル・プールが所属するアルペシン・フェニックスのエーススプリンターの一人、ティム・メルリール(Tim Merlier)は、今年グランツールのジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの2つでそれぞれステージ優勝を1つずつ挙げ、トップスプリンターの仲間入りを果たしたと言っていいだろう。
そんなメルリールだが、今冬もシクロクロスに「復帰」し、来シーズンに向けた調整を進めるようだ。
INTERVIEW | Tim Merlier start zondag zijn crossseizoen in Frankrijk: “Heb een kortetermijndoel nodig”https://t.co/HOdUm4Oi2E
— WielerFlitsBE (@WielerFlitsBE) December 7, 2021
🚵🏻♂️ #TroyesCyclocrossUCI #Troyes #cyclocross @TroyesCXUCI @AlpecinFenix @MerlierTim pic.twitter.com/w8NvAZZYuo
参考:Merlier begins ‘playing in the sand’ Sunday at Coupe de France Cyclo-cross
シクロクロスに「復帰」と書いたのは、もともとシクロクロスの有力選手だったからだ。2009/2010シーズンはベルギーのシクロクロスジュニア選手権でジュニア王者に輝き、それ以降も有名レースで上位入賞を数多く経験している。
そんなジュニア時代から今までずっとシクロクロスレースへの参戦を続けている。昨年も10レース走ったらしい。
そんなメルリールは今年のシクロクロス参戦をフランスのCoupe de France Cyclo-Cross Troyesというレースでスタートさせるようだ。次の日曜日に開催される。
その後はSuperprestigeシリーズを走り、12/30と来年1/05のX2O Tropheeシリーズにも参戦予定。
さらにもし世界選手権に向けてベルギー代表に選ばれた場合にはワールドカップシリーズもできれば走りたいとしている。ただ実際に世界選手権に参戦したいとは考えていないようだ。時差ボケの問題があるということと、怪我のリスクなどもあるからだ。
メルリール本人が言うには、冬にシクロクロスの参戦するのは、ロードレースシーズン開幕に向けてすばらしい準備になるから。実戦の感覚を失わないことは「ボーナス」になるという考えからだ。
それに加え、本人の性格的に短期的で具体的な目標があるとトレーニングを継続しやすいようだ。そのへんは選手の性格によって異なるのかもしれない。
上記オランダメディアWielerflitsでのインタビューでは、来年の最大の目標は今年と同じぐらい勝つことと、グランツールで10日以上走り続けることと述べている。なぜなら今年のツール・ド・フランスでは第9ステージで疲労が限界に達し、レース中に心が折れてしまった悔しい経験があるからだ。