アルメイダ「もう無理やろね」
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2022ジロ・デ・イタリアでチームUAEのエースとして走るジョアン・アルメイダ(João Almeida)。新人賞ジャージも着用し続け、第16ステージまでは1位のカラパスから44秒遅れの3位につけていた。
しかし昨日の第17ステージで、総合争いの三強(ランダ、カラパス、ヒンドレー)から1分以上の遅れを喫してしまった。レース後にアルメイダは敗北宣言ともいうべき、「総合優勝はほぼ無理やね」との言葉を述べている。
レース後アルメイダは次のように述べた。
“I mean everything is possible, but I would say it’s almost impossible to take pink,”
訳「なんでも諦めたらアカンと思ってるけど、ジロ総合優勝はほぼ不可能と言うべきかもね」
アルメイダが言うには、最後の登りでそんなに遅れるとは思っていなかったらしい。グランツールの長い戦いゆえに自覚のない疲労が肉体に蓄積されているのかもしれない。実際、本人はバッドデーではなかったと言う。それでもいつものようなパワーが出せなくなっているのかも。
第17ステージを終わって、アルメイダは1位のカラパスから1分54秒遅れの4位。前日までの3位から1つ後退。替わりに3位に上がったのがミケル・ランダ(Mikel Landa)。ランダはカラパスから1分05秒遅れ。
つまり、アルメイダとランダとの差は49秒。アルメイダは個人TTも得意なので最終日で逆転は可能なタイム差と言えるか。ただしアルメイダが本来の調子ならば、という前提だが。
上述のようにアルメイダは総合優勝はほぼ不可能と認めるが、それでも表彰台はこのようにまだ十分可能性がある。本人もそれは話していて、表彰台を目指し戦い続けるだろう。