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なぜレイン・タラマエは日本で走ろうと思ったのか?

なぜレイン・タラマエは日本で走ろうと思ったのか?

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現在アンテルマルシェで走る37歳のエストニア選手レイン・タラマエは、すでに2025年から日本のキナン・レーシングに移籍することが発表されている。

→レイン・タラマエが日本のキナン・レーシングに移籍

2021年のブエルタ・ア・エスパーニャではマイヨ・ロホを着用し、2011年のツール・ド・フランスでは総合11位にもなった選手だけに、このニュースはロードレース大きな驚きをもたらしたが、一体なぜレイン・タラマエは日本で走ることを決めたのだろうか?

情報源:Life after the WorldTour: Rein Taaramäe to begin second cycling career in Japan

日本のファンのあり方に感銘

もともとタラマエは本場ヨーロッパのワールドツアーレベルで引退することは頭になかったようで、それよりもむしろ、何か新しいことに挑戦したいと思っていて特にアジアで走りたいと長年思っていたとのこと。

そしてタラマエが言うにはジャパン・カップやさいたまクリテリウムに出たときに、日本のロードレースファンに感動したようだ。

まず会場で声援を送るファンの数に驚いたようだ。まさかあれほど大量の観客やファンが日本にいるとは思っていなかったもよう。ジャパン・カップにおいてはヨーロッパよりも観客が多いと感じたと。さらにはタラマエの母国エストニアの国旗すら振ってくれていたことや彼の写真を掲げてくれていたことに感動したらしい。

またレース後にはファンから手紙をもらったことも明らかにし、日本のファンは選手に敬意を払ってくれていると感銘を受けたとのこと。そうした日本への好印象を受けて彼は日本に興味をもち、何年かかけて日本文化について学んできたと話す。

またいわゆる日本人のマナー・行儀の良さにも感心したとのこと。それはもはやヨーロッパでは消えてしまった文化であり、日本で地下鉄に乗ったときも利用客が整然と並んでいたことに深い印象を受けた。

そうした日本人と日本社会のあり方が彼の日本行きに大きな影響を及ぼした。

キナン・レーシングとの契約はトントン拍子

上述のようにタラマエはアジアでのレースを楽しみたいと願っていたわけだが、それは決してのんびり走るということではなく、本気でレースをするということが前提になっている。本気だからこそ楽しいのだ。つまりしっかりとしたチーム方針、レース計画、サポート体制を持っているチームに所属したかった。そんな中で彼の希望に合うのがキナン・レーシングだった。

タラマエが言うには6月の初めに最初のコンタクトをもち、7月末に最終の合意に至ったと語る。だが実際はそれ以前の6月の終わりにはすでに契約確定させる気満々だったらしい。それほどまでに日本で走ること、キナン・レーシングに所属すること楽しみだったようだ。

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