レビュー

Rapha



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ヴィズマ・リースアバイクが使うトレーニングに革命を起こす呼気測定・分析デバイスのTymewear VitalPro
チーム・ヴィズマ・リースアバイクが今年から使う新しいトレーニングツールが、トレーニングにとんでもない革新を引き起こす(宣伝文句)らしい。
今ではApple Watchなどスマートウォッチの登場で日常生活ですら当たり前となった心拍測定機能だが、それを測定するためのハートレートモニターは1970年代に導入されロードレースのトレーニングシーンに史上最大の衝撃と革命を引き起こした。
今回の新しいツールについてもハートレートモニターが使われだしたのと同じぐらいの衝撃的な革新性を持っている(宣伝文句)らしい。
そんなトレーニングのあり方を一変させる(宣伝文句)ようなツールとは一体どんなものか?
そのトレーニングツールは、TymewearというブランドのVitalProという製品だ。ハートレートモニターのようなウェラブルなセンサー端末である。
その画像がこちら。
これは同社の公式インスタからの画像だが、同社の公式サイトやインスタは以下のURLから見てほしい。
現時点では公式サイトや同インスタにもこのツールについての詳しい情報は一切掲載されていないが、インスタでは概要だけは紹介されており、そこには次のように書かれている。
The VitalPro sensor tracks breathing and heart rate to deliver an accurate fitness assessment and real-time data on workout intensity, helping athletes monitor their training with precision.
訳「VitalProは呼吸や心拍の状態を計測し、正確な肉体のコンディションの評価したり、リアルタイムにデータを把握して運動強度を把握することが可能となる」
The Tymewear VitalPro is a wearable technology that analyzes breathing to personalize training.
It provides user-friendly insights to help athletes individualize their workouts and efficiently improve their endurance.
訳「ウェラブルなデバイスであり、個人に最適化されたトレーニングに合わせて呼吸を分析できる。ユーザーフレンドリーな使いやすさがあるため、アスリートはトレーニングを自分にあったようにカスタマイズでき、より効率的にエンデュランス能力の向上が可能だ」
By integrating Tymewear’s VitalPro, endurance athletes can fine-tune their workout intensity and push their limits like never before.
訳「このTymewear VitalProを組み込みことで、エンデュランス系アスリートはこれまで決してできなかったレベルでトレーニングの合理化・最適化ができ、より限界を超えていける強さを得られる」
おそらく最大のポイントは、心拍だけに限らず呼吸そのものをモニターするという点だろう。TymewearのCEOは、「呼吸の分析は現代のスポーツで最も見過ごされているデータだと」語る。
実際に、心拍測定よりも呼吸を分析するほうが代謝効率の理解にとってより重要らしく、また有名かつ定番の指標であるVO2Max(最大酸素摂取量)よりも価値あるデータとなる可能性があるらしい。
この呼吸という点では昨年にトレーニング方法として大きな話題となったものがあった。覚えているだろうか。そう、一酸化炭素をあえて吸い込むトレーニングだ。
そのときは「【追記あり】ポガチャルも使用を否定から一転して肯定へ。ヴィズマやUAEは一酸化炭素リブリーザーを使っていたのか?」という記事でUAEやヴィズマも一酸化炭素を体内に取り入れるトレーニングを行っていることが明らかになったと紹介した。
だがその情報が世界に広まるとしばらくしてUCIがそれに警鐘を鳴らし、ついには世界アンチ・ドーピング機構WADAとは別にUCIが原則禁止にすると発表した。この件については以下の過去記事も再びチェックしてもらいたい。