ヴィズマが22歳天才クライマー、ダヴィデ・ピガンゾーリと契約か

現代ロードレース界の二強チームといえばUAE Team Emirates – XRGとTeam Visma | Lease a Bikeとなるだろうが、昨年から今年の現時点までのUCIポイントや勝利数などを考えると両チームとの差は広がっている。もちろん今年のツール・ド・フランスでポガチャルとヴィンゲゴーという両雄の対決がどのようなものになるのかは想像がつかないが。

それでも現時点ではUAEに差を開けられつつあるTeam Vismaとしては実力のある選手をどんどん補強したいところ。特にツール・ド・フランスなどでヴィンゲゴーを超級山岳でアシストできるスーパークライマーが欲しい。

そんなTeam Vismaが22歳の天才クライマーで、現在Team Polti VisitMaltaで走るダヴィデ・ピガンゾーリ（Davide Piganzoli）と契約する方針のようだ。

情報源：Visma set to sign one of the most promising climbers in the world to support Jonas Vingegaard

ピガンゾーリは2023年にEolo-Kometa（現Team Polti VisitMalta）でプロデビュー（このブログではProTeam以上からプロデビュー扱いとしている）。2023年ツール・ド・ラヴニールで総合3位の実力者。

昨年はトルコでのステージレースTour of Antalyaでプロ初勝利（ステージ優勝＆総合優勝）を挙げている。また最も印象的な活躍は昨年のジロ・デッレ・エミリアで3位に入り、タデイ・ポガチャル、トム・ピドコックとともに表彰台に上がったことだろう。さらに昨年はジロ・デ・イタリアでグランツールデビューを果たし、総合13位という好成績だった。

だがこの有望なクライマーを狙っているのはTeam Vismaだけではないようで、現時点でまだ同チームと合意しているとの情報はない。しかしVismaが契約競争の先頭にいることは確かなようだ。ガゼッタ・デッロ・スポルトがそう報じる。