最新UCIランキングでついにXDSアスタナがPicnicとCofidisの背中をとらえた！

本日5月6日付けでUCIランキングが最新のものにアップデートされた。もちろん気になるのはXDSアスタナ、Cofidis、Team Picnic PostNL、Arkéa–B&B Hotelsの残留争いだ。その最新のポイントを反映させたポイント表は次のようになる。

UCIランキングと2023～2025（5月6日）までのポイント

（2026年に降格するかどうかは2023～2025の3年間の合計ポイントが基準となる）

	2023UCIポイント	2024UCIポイント	2025UCIポイント（5月6日時点）	2023～2025合計
Cofidis	10437.41	7889.84	3434	21761.25
Team Picnic PostNL	9102.2	9646.63	2493	21241.83
XDS Astana Team	7044.44	6563.24	7477.66	21085.34
Arkéa–B&B Hotels	7229	8735	2300	18264

注意して欲しいのは、この表は単純にUCIが発表している2023、2024、そして2025年5/6更新分のUCIのデータに基づく数値になっている点だ。

UCIがどの時点のどのレースまでを5/6更新の対象に含めているのかはわからない。よって各メディア・各WEBサイトが報道するデータとは多少のズレがあることに注意して欲しい。小数点以下の扱いをどうするかも異なるだろう。ただそれほど大きなズレはないはずだ。

さてこのように今年になって猛追するXDSアスタナがついにCofidis、または少なくともTeam Picnic PostNLの背中をとらえたといっても過言ではない状態にまで迫った。特にPicnicとの差は僅差であり、ほぼ並んだといっていいだろう。

2025UCIポイントの項目だけを見ればXDSアスタナのポイント獲得がライバルたちと比べていかに効率的に行われているかがよくわかる。圧倒的な差がある

これからはいよいよグランツールの季節が開幕するが、仮にこの調子でXDSアスタナが稼いでいけば残留はほぼ間違いないものとなる。同チームは今年はポイントをより効率的に稼ぐために戦略を立て、補強を行った。今年のその戦略については次の過去記事で説明しているのでまた見て欲しい。

さあこれで追い詰められたCodisとPicnicだが、グランツールのステージ優勝や上位入賞で大きく稼ぐ方針でいくのか、それともXDSアスタナのようにより小さなレースで稼いでいく方針でいくのか、これからに向けてそうした戦略の変更あるのかなどに世界の関心が集まることだろう。