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ロードレース 2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ 第6ステージ

ポガチャル爆発!2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージはポガチャルが2級山岳で独走し圧勝。そのレビュー、結果、ハイライト動画

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今回行われた2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージはその終盤の登りに2027年世界選手権の舞台が含まれており、そういう点でその世界選の結果を占う前哨戦とも言えるようなステージだ。

そしてその登りで圧倒的な力を見せつけたのが、タデイ・ポガチャルだった。

第6ステージのコース

2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージのコースプロフィール

今日のコースは終盤にモンブランのお膝元を走るコースで、そこは2027年世界選手権のコースの一部でもある。

→獲得標高5700m!?2027年「超世界選手権」ロードレースの周回コースが発表

そして山頂フィニッシュとなる山のデータがこちら。

2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第6ステージの Côte de la Cryのデータ

レース展開ハイライトとレビュー

山頂フィニッシュの2級山岳でポガチャルが攻撃

山頂フィニッシュの舞台となるのは2級山岳の連続。その最初の2級ドマンシーの登りに入ると逃げの2名(EF Education-EasyPostのアレックス・ボーダンとINEOS Grenadiersのマイケル・レオナード)と、プロトンとの差は1分ほどに。

そして逃げの2名からボーダンがアタック。

その後方では、UAEトレインがポガチャルのためにペースアップ。UAEはナルバエス、ウェレンス、

ポガチャルに後にはヨナス・ヴィンゲゴー。しかしヴィンゲゴーのチームメイトはみんなヴィンゲゴーより後。つまり実質ヴィンゲゴーが一人でUAEに対抗せざるを得ない状態だ。

そして、まるで今年のミラノ~サンレモでのチプレッサを思い出させるようなナルバエスの強力な牽引で、まずレムコ・エヴェネプールがついに力尽きて後退。

このナルバエスの牽引が終わると次はウェレンスへ。その交代があってすぐのことだった。

🐷「ポガチャルいったあああああああああああああああ!!!」

ポガチャルお得意の急勾配でのシッティングアタック。これにヴィンゲゴーがダンシングでついていくが・・・

なんとヴィンゲゴーもポガチャルについていけない!

🐷「え、なにこれは・・・」

ポガチャル不調説とは一体なんだったのか・・・

独走&必勝パターンに入ったポガチャルはこの後先行するボーダンをも軽く追い越し、ヴィンゲゴーらとの差をどんどん拡大していく。20秒、30秒・・・そして1分。

結局ポガチャルは他のライバルたちを全く寄せ付けず圧倒的なクライミング能力を誇示したまま優勝。

第5ステージの個人TTでは予想を下回る走り(それでもステージ4位だったわけだが)で、世間の一部ではポガチャル不調説が囁かれていたりしたが、なんのことはなく、今回の圧勝劇でそんな憶測はモンブランの彼方へ吹き飛んでしまった。

一方ビッグスリーのうち、レムコ・エヴェネプールは登りの能力を上げるため体重をこれまでより落としていると言われているが(実際はわからないが)、仮にそれが本当だとしても今回の結果だけ見るとその効果というのはあまり見られない。

また陽キャへとキャラを変えたと言われるヴィンゲゴーも、オフシーズンに筋トレに励みパワーアップしたと言われているが、こちらも今日だけならその効果はうかがえない。

ただこの第6ステージは獲得標高が2700mもないようなステージで、大会最初の本格的な山岳ステージは今日の第7ステージだ。超級山岳が連続して登場する。そこでこそレムコやヴィンゲゴーの変化の真価が見られるかもしれない。

逆にありえない妄想だが、実はポガチャルはやはり本調子ではなく第7ステージの山でタイムを失う可能性を考慮にいれて、この第6ステージで本気でタイムを稼ぎにいったという見方もできなくはないが、そもそも本調子でないのにヴィンゲゴーとレムコを相手にタイムを奪えるわけがないので、やはりありえない考え方だ。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates – XRG1位との差
2Jonas Vingegaard Team Visma | Lease a Bike1:01
3Florian Lipowitz Red Bull – BORA – hansgrohe1:22
4Matteo Jorgenson Team Visma | Lease a Bike1:30
5Remco Evenepoel Soudal Quick-Step1:50
6Alex Baudin EF Education – EasyPost1:56
7Halland johannessen Tobias Uno-X Mobility2:03
8Louis Barré Intermarché – Wanty2:04
9Ben Tulett Team Visma | Lease a Bike,,
10Paul Seixas Decathlon AG2R La Mondiale Team,,

総合トップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates – XRG1位との差
2Jonas Vingegaard Team Visma | Lease a Bike0:43
3Florian Lipowitz Red Bull – BORA – hansgrohe0:54
4Remco Evenepoel Soudal Quick-Step1:22
5Matteo Jorgenson Team Visma | Lease a Bike1:41
6Eddie Dunbar Team Jayco AlUla2:28
7Louis Barré Intermarché – Wanty2:39
8Paul Seixas Decathlon AG2R La Mondiale Team2:49
9Halland johannessen Tobias Uno-X Mobility3:21
10Ben Tulett Team Visma | Lease a Bike3:26

各賞1位

総合1位Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
ポイント賞1位Mathieu van der Poel(Alpecin-Deceuninck)
山岳賞1位Alex Baudin(EF Education – EasyPost)
新人賞1位Florian Lipowitz(Red Bull – BORA – hansgrohe)


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6 comentarii

  1. サイモン「うひゃあ、本番はこのメンツにアダムとアルメイダが加わるわけかー」
    ワウト「やはり、俺達の力が必要なようだな!」

  2. エヴェネプールは上りは弱くはないですが、ついていけなくなればペース走でダメージを最小限にする、いつも通りの走りなので、調子が悪いわけではないかと。
    ゲゴーは1分離されたので、ステージ7で何かしかけないといけないですが、調整レースだと思えば無理に勝ちに行かないかも?
    ポガチャルは歳を取ったし、エヴェネプールが少し後退したのでリポヴィッツに真のヤングライダー賞ジャージが転がり込んできましたが、ステージ7もなんとか耐えてほしいところです。

    • RedBullはやはりリポヴィッツがエース(流れでそうなっただけ?)だったブヒね。
      第7ステージのRedBullはリポヴィッツの総合3位死守を最大目標にするはずで、ガチャとゲゴは放置するとして、レムコ&スーダルに対してどういった作戦でいくのか注目ブヒね。

      • リポヴィッツがエースになっているのは、ステージ3でたまたま逃げに乗れてタイムが稼げたからでしょうね。
        エヴェネプールが無理をしてこなければ、表彰台とヤングライダー賞もいけそうな感じになってきましたが、Red Bull-BORA-hansgroheのスタートリストを見ると次世代のエースかアシストの育成という感じしかしないので、作戦といってもリポヴィッツはひたすらポガチャルとゲゴーについていくしかなく、あとはリポヴィッツを一人で放り出さないで、なるべく最後までアシスト(ハイエクかフィンフィッシャーブラックあたり?)をつけてあげるくらいしか思いつかないですね。

        • 今日の超級でリポヴィッツがどこまで登れるのか注目ブヒね。
          さすがにポガとゲゴが最後でアタックしたらついていけないと思うけど、その時点までついていけていれば、ひょっとしたらそれ以前に先にレムコが落ちる可能性も出てきそう。
          とにかくリポがどこまで粘れるかブヒね。

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