ポガチャル15km独走!2026ツール・ド・フランス第10ステージはタデイ・ポガチャルが登りでヴィンゲゴーらを置き去りにして独走勝利

2026ツール・ド・フランス第10ステージはタデイ・ポガチャルが15kmを独走して勝利。追走集団のヴィンゲゴーはゴール前で失速し、レムコにもタイム差をつけられる

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2026ツール・ド・フランスも第2週目。そんな昨夜の第10ステージは次のような逃げが決まりそうな感じのコースだった。

プレビュー記事「100kmに山7つ!今日の2026ツール第10ステージのコース、プレビュー、優勝予想」では基本的に逃げが決まるんじゃないかと予想したが、1つの可能性として次のようなことも書いた。

ただ第9ステージでUAE Team Emirates – XRGはイサーク・デル・トロでの勝利の可能性を考えていたことが明らかになっており、その第9ステージよりは今日のほうが彼に向いているコースではないか。そうすると今日再びUAE Team Emirates – XRGは逃げを許さないと動く可能性がある。

ひょっとしたらまたタデイ・ポガチャルとイサーク・デル・トロのコンビが最後の登りで攻撃をしかけ、ポガチャルがデル・トロをアシストしながらワンツーフィニッシュもあり得る?

強すぎるポガチャル、もうどうにも止まらない

この日の1つ目の注目はスタート直後の中間スプリントポイントだったが、そこはXDS Astanaのマックス・カンターとLidl-Trekのマッズ・ピーダスンが争い、僅差でピーダスンが1位通過。ポイント賞でリードを広げることに成功している。

そしてプロトンもこの中間スプリントを過ぎるとプレビュー記事での予想通りに逃げアタック合戦が本格的に勃発。マチュー・ファン・デル・プールやフィリッポ・ガンナといった強力な選手が逃げようとトライするも、やはりなかなか決まらず。

いったん大きな集団の逃げができたものの、そこからXDSのアロルド・テハダとMovsitarのハビエル・ロモが2名で逃げ出すことに成功し、それをベン・ヒーリー、セルヒオ・イギータ、ルイス・フェルファークが追う展開も生まれる。

だがUAE Team Emirates – XRGはそうした逃げを1分差ほどのタイム差で追い続け、最終的に残り38km地点で最後まで逃げていたハビエル・ロモが吸収される。

そしてその直後、プロトンからレース巧者(曲者?)のリチャル・カラパスが単独アタック。プレビュー記事でもカラパスが動きそうとも予想したが、やはり動いてきた。

そんなカラパスは力強く登りを走るが、やはりUAE Team Emirates – XRGは彼の好きなようにはさせない。アダム・イエーツとブランドン・マクナルティがタデイ・ポガチャルとイサーク・デル・トロを引き連れ終盤の登りを支配する。

1級山岳の下りで、おそらくプロトン最速ダウンヒラーで超絶テクニックを持つトム・ピドコックが落車。そんなにスピードが出ていたような場面でもないが、画像のように地面が白っぽいので砂でも浮いていてタイヤがスリップしたか。

現在ピドコックはPinarelloのバイクだが、Scottのほうが彼のダウンヒルに合っていたかもしれない?タイヤの違いもあるだろうが。

そして最後の1級山岳の途中、ゴールまで残り15kmとなったところでついにポガチャルがアタック。これにはヴィンゲゴーも誰もついていけない。

このポガチャルのアタックがすごすぎた。登りで一瞬で10秒近くの差をヴィンゲゴーたちの集団につけ、さらに50秒弱の差があったリチャル・カラパスをあれよあれよという間に追い抜くという離れ業をやってのける。速すぎて意味がわからない。

あとは言うまでもなくポガチャルが危なげなく15kmを独走勝利するわけだが、追走集団では以下のような2つの気になることがあった。

レムコとヴィンゲゴーに一体何が?

1つは、レムコ・エヴェネプールが平坦で区間と緩い登りの区間で遅れたことだ。

このとき彼の前にはダブルエースの1人でチームメイトのフロリアン・リポヴィッツがヴィンゴーらとともに生き残っていた。そんな状態でレムコだけが遅れていき、一瞬そういう作戦か?と思ったりもしたが、レムコがかなり必死にペダルを踏んでそうだった(演技の可能性も?)ので、本当に苦しかったのだと思われる。

TTスペシャリストのレムコが平坦や緩い登り区間で遅れることは通常考えられず、一体何があったのだろうか。

そして2つ目だが、それはゴール前でヨナス・ヴィンゲゴーが追走集団の中から遅れたことだ。次の画像を見て欲しい。

この画像はステージ2位を狙ってレムコがスプリントをしている場面だ。

🐷「レムコ、お前最後はそれだけの脚あったんかよ!じゃあなんで遅れてたんや…….」

だが、よく見て欲しい。ヴィンゲゴーの姿が最後尾になっている。

最後は登りフィニッシュだったわけだが、これまでポガチャル相手だったときは別として、そんな登りフィニッシュでライバルたちからヴィンゲゴーが1人遅れたという記憶があまりない。むしろ逆にヴィンゲゴーだけが最後の飛び出して強さを見せるということが多いかったように思う。

今大会でもポガチャルについていけなかったことはあったわけだが、今回のこの遅れ方はそれとはちょっと異なる次元だと思われる。今大会で最もヴィンゲゴーが弱さを見せた瞬間だと言えるのではないか。コンディションがあまり良くない可能性がある?ただ第10ステージがハードすぎた?

ちょっと気になる遅れ方ので心配だ。

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG
2Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe0:32
3Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team0:34
4Florian LipowitzRed Bull – BORA – hansgrohe,,
5Juan AyusoLidl – Trek0:38
6Mattias SkjelmoseLidl – Trek,,
7Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike0:44
8Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG1:31
9Lenny MartinezPinarello Q36.5 Pro Cycling Team1:59
10Tom PidcockBahrain – Victorious2:03

総合トップ10

順位選手名チーム名タイム差
1Tadej PogačarUAE Team Emirates – XRG
2Jonas VingegaardTeam Visma | Lease a Bike3:36
3Remco EvenepoelRed Bull – BORA – hansgrohe4:06
4Juan AyusoLidl – Trek4:22
5Paul SeixasDecathlon CMA CGM Team4:35
6Florian LipowitzRed Bull – BORA – hansgrohe4:44
7Isaac del ToroUAE Team Emirates – XRG5:08
8Lenny MartinezLidl – Trek5:45
9Mattias SkjelmoseBahrain – Victorious6:34
10Tom PidcockPinarello Q36.5 Pro Cycling Team11:49

各賞1位

ポイント賞Mads Pedersen(Lidl – Trek)
山岳賞Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞Juan Ayuso(Lidl – Trek)

第10ステージのハイライト動画

のちほど。

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