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ラクラン・モートンがEF退団後に独立を選ぶ理由と、長距離ライドの新たな挑戦を語る
過日の記事「EFのラクラン・モートンが退団へ」で伝えたように、ラクラン・モートンが、8年間にわたって活動してきたEFを離れ、独立して新たな道へ進む。
グラベルの世界最大級のイベントであるアンバウンド200の優勝、オーストラリア一周の記録樹立、独自のツール・ド・フランス走破企画「Alt Tour」などで知られる34歳のオーストラリア人は、これから活動の自由度をさらに高め、長距離ライドや各地の自転車文化の探求に取り組む考えを示した。
今回の情報源メディアによるインタビューで明かされたのは、EFが与えれくれた自由と信頼に感謝をしつつも、慣れた環境にとどまり同じことを繰り返す状態を避けたいという思いだ。
上述のようにモートンはEFとの関係が良好でポジティブなものだったと語る。
実際これまでもEFに取り組みたい挑戦を提案した際、細かな説明や説得を重ねなくても受け入れてもらえたようだ。そのような関係を築けたことをモートンは満足感とともに語っている。
それほど恵まれた環境をなぜ離れるのか。
本人は今こそ変化する時期だと感じたからだと語る。そこには成功した仕組みの中にとどまることへの疑問がある。
すでに活動の形ができ、支えてくれる人もいる。その安心感を理解しているからこそ、そこから離れた先で何ができるかを知りたくなったとも。
そしてもう一つの理由には競技の変化がある。モートンは近年のロードレースなどの競技について、パフォーマンスに向けられる集中の度合いが大きく変わったと感じているようで、そうした競技の方向性と現在の自分の関心とか以前ほど重ならなくなったという。
独立によってモートンが得たいものは、年間スケジュールを自分で組み立てる柔軟性だ。
プロとしてロードレースに出場しつつ、自転車による旅をも成功させるにはスケジュールの調整が著しく困難だ。そしてそれこそがロードレースをやめて旅だけに専念する理由でもあった。
インタビューでは独立した個人として活動を続ける今後もこれまで以上に長いライドをしたいと話し、6週間ほど走り続ける旅にも言及している。数日間の挑戦を予定に組み込むだけでなく、まとまった期間を一つの旅に充てられることに魅力を感じているようだ。
関心は距離や速さにもとどまらない。ある土地に時間をかけて滞在し、そこで育まれている自転車文化に触れ、学ぶことも楽しみにしているという。
一方、レースイベントに全く出ないということではない。アメリカのコロラド州で行われるLeadville(レッドビル)など自分を突き動かすレースイベントと冒険を組み合わせる方針だ。
EFを退団し個人として活動するからといって、資金面も含めて他の誰からのサポートも得ないということではない。
EFからの支援はなくなるものの、独立によって生じる不足の一部を補えるようにすでに協力者は集めていると語る。
しかし彼の兄は別として、具体的にどういった人や組織が彼の支援をするのかは語られなかった。