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EFのミケル・ヴァルグレンが2027年にネットカンパニー・イネオス移籍へ。2年契約でクラシックと若手育成を支える
EF Education-EasyPostで走るクラシックスペシャリストのミケル・ヴァルグレンが、2027年からNetcompany INEOS Cycling Teamで走ることが発表された。契約期間は2年間で2028年まで。
34歳のデンマーク人選手は6年間を過ごしたEFを離れ、以前から加入を望んでいたチームへ移籍することになる。
ミケル・ヴァルグレンはアムステル・ゴールドレースとオンループ・ヘットニュースブラッドの優勝した実績を持つ。
2022年に深刻な落車事故を経験。その事故で骨盤骨折に加え、膝の前十字靱帯、内側側副靱帯、半月板に深刻な損傷を負った。これは選手生命を脅かすのに十分なものであった。
だが彼はそれを不屈の精神で乗り越える。2026年にはティレーノ〜アドリアティコで約4年半ぶりとなる勝利。
→約1500日ぶりの勝利!2026ティレーノ~アドリアティコ第5ステージはミカエル・ヴァルグレンが復活の勝利!結果とハイライト動画
さらに続けて2026ジロ・デ・イタリアで第17ステージでもステージ優勝を挙げた。
→ベテランの狡猾さか!2026ジロ・デ・イタリア第17ステージはミケル・ヴァルグレンが優勝
Netcompany INEOS Cycling Teamが発表したヴァルグレンとの契約は2027年からの2年間で、同チームにとって今オフ9人目の加入選手になる。
今回の移籍は、実績あるクラシック選手を迎えると同時に、Tinkoff、Astana、Dimension Data、そしてEFでプロとして走ってきた34歳のベテランを加える補強でもある。
そしてヴァルグレン自身にとっても、今回の移籍は特別な意味を持つ。単に所属先を変えるだけでなく、以前から思い描いていたチームで走る機会が訪れたからだ。
そのうえでヴァルグレンはパフォーマンスを追求するために細部まで取り組む組織で働けることを楽しみにしていると語る。新チームの環境や支援を活用し、さらに自身の能力を引き上げたい考えだ。
34歳での移籍となるが本人の言葉はキャリアを穏やかに締めくくろうとするものではなく、今の自分にはまだ成長の余地があると考え、引き続き勝利を狙おうとするものである。
ヴァルグレンが今回語るのは、自身の役割は経験を伝えることだけでなく自分自身が強くなりチーム全体に貢献するという、その両方を新天地で実現しようする意思だ。
レーシングディレクターのゲラント・トーマスは、ヴァルグレンを長年個人的に知っており、選手としても人としても尊敬してきたと語る。
新しい環境への適応についても肯定的で、ヴァルグレンの人柄ならチームによくなじむと考えている。今回の補強ではパフォーマンスと同じように、集団の一員としてどのように働くかも評価している。
また、トーマスは大けがからの復帰について、再び主要レースを勝つまで戻ってきたことが、本人の人格や決意の強さを物語ると述べ、大怪我を乗り越えたその意思の力をも評価する。
今回のヴァルグレンの加入はNetcompany INEOSの2027年に向けた体制づくりの一環であり、今オフ9人目の新加入ということからもチームの選手構成に大きな動きがあることが分かる。
同じEFからはジェームズ・ショーとマルケル・ベロキも移籍する。ヴァルグレンを含め、EFで走っていた複数の選手が新天地で再び同じチームになる。そうしたことからも新チームへの溶け込みもスムーズになるだろう。
このほか、XDSアスタナからクレマン・シャンプッサンとハロルド・テハダが加入。スペインの期待の天才でジュニア世界選手権2冠王者のベンハミン・ノバルも新戦力に名を連ねる。
UAE、Visma、Red Bullなどが支配する今のプロトンの現状では、かつての最強チームの復活は容易ではないだろう。しかしベテランと若い才能との融合を図り、チーム改革を進めるNetcompany INEOSに希望の光は消えない。