2027ジロ必見の注目ステージの紹介とそのプレビュー

2027ジロ・デ・イタリアで注目すべきステージとそのコースプロフィール、そしてプレビュー

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先ほどの記事で2027ジロ・デ・イタリアの全日程・全ステージのコースプロフィールをまとめて掲載したが、この記事ではその中からいくつかの注目ステージを紹介・プレビューしたいと思う。

第1ステージ:いきなり総合バトル?

2027ジロ・デ・イタリア第01ステージのコースプロフィール

注目すべき最初のステージは、文字通り大会初日の第1ステージだ。

長年ジロ開催を目指していたトリエステが念願のグランデパールとなったわけだが、途中でタデイ・ポガチャルやプリモシュ・ログリッチの母国スロベニアに入ってから同都市に戻ってくる。

その初日は上のコースプロフィールのように単純な平坦大集団スプリントステージにはならないだろう。

終盤30kmから登場する2つの連続するパンチの効いていそうな登りでアタック合戦となるのではないか。特に登れるアタッカーやパンチャーが初日の山岳賞だけでなく、マリア・ローザも目指して一気に動くだろう。もちろんスプリンターチームはその動きを封じ込めたいところだが、果たしてそれが成功するか、スプリンターを守りきれるかはわからない。そもそも登れないピュアスプリンターは来年のジロに来ないかもしれないが。

そして総合勢もそうしたパンチャーたちの動きに乗じて登りで動くのではないか、たとえマリア・ローザを得られなくてもボーナスタイムを得られるからだ。もしそうなれば激アツの初日となるだろう。

ただゴールに向かう下りは高速化すればリスクがあるので注意したい。

第5ステージは山頂フィニッシュ

2027ジロ・デ・イタリア第05ステージのコースプロフィール

第5ステージはこのように山頂フィニッシュとなる。同時に、このステージのスタート地点の街はフィロットラーノだが、そこは元プロ選手のミケーレ・スカルポーニの地元である。その土地で9年前に彼は交差点で軽トラックを衝突し死亡。その死から2027年で10年が経つ。改めて哀悼の意を示すためのステージでもある。

そして大会最初の山頂フィニッシュである。まずはここで総合勢同士のジャブの打ち合いとなるだろう。単にボーナスタイムを狙うだけか、それとも同時にマリア・ローザをも手にしようとする強欲な者が現れるのか楽しみである。

第7ステージ:山岳個人TT!

2027ジロ・デ・イタリア第07ステージのコースプロフィール

そして先日「ジロ第1週に20kmの山岳TT!?」で紹介した噂どおりに、今大会第1週目から総合勢の命運を決定づけるような山岳個人TTが登場。そのうち勝負となる登りは12kmで、平均斜度は4%ほど。

同じ距離の平坦TTよりも大きな差がつくだろうと予想される。調子があがりきらないままジロに参戦した総合勢はここで大きく崩れてしまう可能性も。

また斜度はプロからすれば緩いものなので、おそらく時速30kmで走ることがメインなるだろう。そこで空気抵抗も重要な要素となる。したがってノーマルバイクではなく、TTバイク(もちろんフロントシングルで軽量化も同時に実現)、TTヘルメット、エアロスーツで臨むのではないか。あとはホイールをどうするか。

そうした機材のチョイスにも注目したいステージだ。

第10ステージ:逃げ!逃げ!逃げ!

2027ジロ・デ・イタリア第10ステージのコースプロフィール

最初に休息日あけの第10ステージはこのコースプロフィールどおり、逃げが熱い動きを見せそうなステージだ。もちろんポイントは最後の2つの山岳。そしてその後の下り。

それなりに大きな逃げ集団が形成されると予想。その中には山岳賞を狙う選手も入るだろう。そして終盤の登りでアタック合戦。山頂をトップで単独通過できるかどうかがまず重要なポイントになるだろう。

単独通過できればあとは下りだけ。だが複数名が生き残れば下りでアタックをかけてリスキーなダウンヒルになるかも。それでも勝負が決まらなければ最後は1対1のスプリントになるかも。

どうなるにせよ熱い逃げバトルが見られそうだ。

クイーンステージの第16ステージは、モルティローロを2回!

2027ジロ・デ・イタリア第16ステージのコースプロフィール

そして来年の大会の最難関ステージ(クイーンステージ)が第16ステージとなるだろう。2027大会の大会最高地点「チーマ・コッピ」であるガビア峠が中盤にそびえ立つ。

このように標高2000m前後の難関山岳が3つ詰め込まれていて、最後も登りフィニッシュというタフなステージであり、ジロ名物であり「モンターニャ・パンターニ」と称されるモルティローロ峠を2回登る。

最終週に入り疲労が蓄積されている中でこんなステージをどのようなペース配分で登るのか。

きつすぎるために総合勢が全く動かないという展開もあり得るが、総合順位でトップ10入り、または総合表彰台をなんとしても目指したいエースはここで攻撃をしかけるしかないだろう。それが本来動く予定のなかった総合上位陣の動きを活発化させる呼び水になるかもしれない。

2027大会の実質的な最終バトルの1日となる可能性が高いのではないか。

6年ぶり復活のゾンコラン!第20ステージ

2027ジロ・デ・イタリア第20ステージのコースプロフィール

そして第20ステージでは6年ぶりにジロにゾンコランが帰ってくる。そして当然のように山頂フィニッシュだ。

上述第16ステージとこの第18ステージの2日間で総合バトルが決まるはず。第16ステージで最大の攻撃をしかけるのか、それともこの第18ステージに全てをかけるのか、大会前に副数パターンの戦略がある程度考えられているだろうが、全てはライバルたちの動き次第。

誰が加速し、誰が失速するのか。必見の1日だ。

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