WADAがツール・ド・フランスのドーピング検査機関に対して営業停止命令を課す。
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世界アンチドーピング機構(WADA)は世界各国に公認のドーピング検査機関を持っている。そのうちの1つ、フランスはパリの近くにあるChâtenay-Malabry研究所に対して、営業(資格)停止処分を課した。
アンチドーピング機関がアンチドーピング機関に対して制裁を課すことに。これもうわかんねぇな。
なぜWADAがドーピング検査機関へ処分を下したのか?
情報源1:WADA provisionally suspends Chatenay-Malabry laboratory
情報源2:Anti-doping laboratory used to test Tour de France samples suspended by WADA
まずこのChâtenay-Malabry研究所は、世界的にかなり有名なドーピング検査機関で、すべてのスポーツのドーピング検査を任されてる。特に歴史上は、フランスの検査機関ということもあり、なんといってもツール・ド・フランス、つまりロードレースにおけるドーピング検査で有名。
そして2000年にドーピング手法の1つであるEPOに対する有効なテスト方法を生みだした研究所でもある。
そんな実績&権威のあるアンチドーピング研究所に、なぜアンチドーピング組織の親玉WADAが営業(資格)停止処分を課したのか?
それは、その研究所の検査用サンプルに異物混入ありとの報告を研究所自身がしたから。
研究所に提出された尿サンプルに、どうやら研究所の器具によってハイレベルなアナボリックステロイドが混入されたようや。つまり、本来はセーフなものをアウトにしてたっちゅーわけやな。故意か過失かしらんけど、まぁ過失やろね。故意やったらえらいことになるで。
というわけで、WADAとしては、こんなミスが行いような実効的な再発防止措置が講じられるまで、当該研究所に対して営業停止を通達というわけ。せやから、そのような措置が確認されて、一定の期間がすぎればまた営業再開となる。
でもこの研究所、情報源1によると最近は資金難らしいで。研究所もいろいろ大変なんやね。
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)