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イタリアの最高裁「悲劇の英雄パンターニは他殺ではない」

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From Wilier Triestina Twitter

以前、「飢えたときはちょっとだけ食べ物を盗んでも犯罪ではない」と判決を下したことで有名な、イタリアの最高裁(Supreme Court of Cassation)。優しい世界。

その最高裁が、同国の悲劇の英雄パンターニにまつわる死因について明言した。

情報源:Italian Supreme Court backs sentence that Pantani was not murdered

From Bianchi‏ Twitter

パンターニの悲劇の死については、陰謀論とかいろいろ憶測・噂が今でもあって、その中には他殺説もあった。

そしてパンターニの遺族と弁護士は他殺説を主張し、最高裁(最高裁という名称なんかは知らんけど。日本でいう明治~昭和の大審院かも?)にまで事件が行ってた。

遺族はイタリアの有名なすご腕弁護士Antonio De Rensisを雇って、いろいろ調べて他殺説を主張してた。

しかし、その弁護士によってなされた主張に対しては、今回のために任命された調査官Antonio De Rensisが新しい数々の証拠によって反論。その結果、最高裁はパンターニは他殺ではないとの結論に至った。

最高裁は、パンターニは死の数か月前からコカインの濫用が続いており、そして死因は抗うつ剤など複数の薬物の濫用による急性心不全だと結論づけた。

法律的・社会的にはこれでパンターニの死の謎は解明され、いちおうの終結となる。でもま、一般市民の心の中での解決とはならへんやろね。

(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)

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