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さて今年のフランドル(ロンド・ファン・フランデレン)の感想。
DAZNは夕方からずっと6時間ぐらい生放送してたけど、ワシがDAZNを見始めたのは22時半ぐらいから。それまでに、Ag2rのエース、オリバー・ナーセンが集団落車に巻き込まれてたり、クイックステップが集団を支配して思い通りにレースを運んでたりしてたようやね。
狭い道で渋滞発生。画像の〇印の選手に注目。「おっとっと」。
道路わきの有刺鉄線にアーッ!レースの当日ぐらいなんか簡易バリケードたてるとかしてあげようや。
石畳の激坂の押し歩きキタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!!
前の選手がつまって行き場がなくなるとこうなっちゃうブヒね。
トニー・マルティンもこのありさま。
だからこそ石畳の坂の勝負所に突入する前に位置取りが大事。優勝候補勢は絶対に集団前方に位置しなければならず、ポジション争いで激突。それもおもしろさの1つ。
さてレース展開について詳しくはもう書かへんけど、今年のフランドルもまぁわちゃわちゃとあって面白かったといえば面白かったけど、なんつーかこう、結末だけ見れば消化不良というか、「んーもうちょっとこうなんかあってもよかったんちゃう?」という感想やね。
現状クイックステップのチーム力とサガンの力がズバ抜けてて、結局クイックステップvsサガンになってるだけ。で、全盛期カンチェラーラならばともかく、いくらサガンでも今のクイックステップのチームとしての力には対抗できるわけがないし、クイックステップ以外の選手は、みんなサガン見てるだけやし。結局クイックステップが予定通りの動きすれば、みんなサガン任せ。そらサガンはなかなか勝てへんし、ダイナミックな動きもしにくいわね。
で、サガンが大きな動きしないので、他の有力勢も大きな動きしないでサガンの後ろで固まったまま。
サガンはカンチェラーラやボーネンの引退が響いてるように思えるブヒ。これら両雄がいたころは、サガンへのマークよりもこの両雄のマークがキツかったし、他チームからのマークも分散させられてたし、サガンが集団を粉砕しなくても、この二人が粉砕してくれるからね。極論すればサガンがやるべきことは両雄についていくことだけやった。
ところが両雄の引退とともに、他チームからのマークも、集団粉砕作業もなにもかも全部サガンがやるハメになってるわけで。もちろんクイックステップへの対応も。特にしんどい後半になればなるほどそれらの作業をきっちりやらなアカン状況になるしね。
クイックステップはそんなサガンの現状をようわかっとるね。サガンに他チームとの争い・ライバルたちのコントロールをまかせて、自分たちの選手は逃げで先行させる。自由にやれとるね。そら強いよ。パリ~ルーベもまた同じような展開になって、ニキ・テルプストラが数年前の勝利に続いて2勝目あげるんとちゃう?アクシデントなければそんな感じするね。
北のクラシックレースでのクイックステップは、ツールでのチームSky的な存在になっとるね。ま、来年はどうなるか知らんけど。
そんな中途半端な優勝候補勢たちの走りやったけど、この日一番熱い激走を見せてくれて、一番強かったのは実はTrek-Segafredoのデンマーク王者ペデルセン、23歳!
長い間ずっと逃げ集団で走り続けてたのに、その集団が解散したあとも独りで追走し続け、2位を死守。強い!これもう、来年からチームのクラシック班エースでええんとちゃうか。最後のゴール前は後方からの連中に抜かされないかハラハラしながら見てたわ。デンマークから期待の新星現れたね。サガンやクヴィアトに対抗できる逸材になるかもね。ニューウェーブだったサガン世代も下の若手からガンガンつきあげ喰らってるね。赤ロットのベノートもきっちり最後まで残って走ってたし、今回のペデルセンといい、才能ある若手が誕生してるね。業界的にもええことやね。
ま、そんなこんなでまとめると、
・クイックステップのチーム力
・パリ~ルーベも同じような展開になりそう
・有力勢の攻撃の物足りなさ(サガンまかせ)
・新世代の台頭
という4点やね。
今年のハイライト動画。
(関連する過去記事とか、1つ前・後の記事は下のほうにあるで)