【極限のサバイバル】2019世界選手権ロードの感想。雨風低温!ジルベールがレムコが新城がバルベルデが…
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今回の世界選メンズエリートロードレースは予想通り天候が悪い中での開催となった。このブログでも少し前に、「メンズエリートロードレースも距離が短縮されるんじゃないか?」と書いたけど、まさにその通りになった。
そして最終的には、地獄のサバイバルゲームとなった。
悪天候とコース変更と豪華な逃げ
本来なら280㎞の距離だったのが、20㎞ほど短くなったのかな、260㎞ほどの距離となった。しかし周回コース部分は7周回から9周回に直前で変更となった。
そして雨。さらに強風。おまけに低気温。みんなウインドジャケットを着こみ、さながら春先のクラシックを彷彿とさせるコンディションとなった。おもしろ!
レースは予想通りスタート直後からアタック合戦。いきなりのアイルランドのDan Martinが仕掛け、スロベニアのPrimož Rogličがそれを追いかけるとか胸熱の出だし。
その後なんだかんで逃げが決まり、Primož Rogličがその中に。女子の世界選ロードレースはTTに強い選手が大逃げをかまし100㎞を独走して逃げ切り優勝しただけに、おいおい男子でもその再現かよと思ったり。
また、Richard CarapazやNairo QuintanaやSilvan Dillierなども逃げのメンバーに。豪華な逃げ集団が形成される。
雨のせいか、パンクやメカトラがスタート直後から頻発。Mathieu van der Poelもタイヤ交換。
そしてこの水たまりよ。みんな雨の中の我慢大会。ロマンもへったくれもない。
リタイア続出…みんな消えていく
風、雨、寒さという過酷な日となったものの、プロトンに大きなトラブルや落車はないまま周回コースに入る。
ここで小規模な落車に巻き込まれ負傷(した?Philippe Gilbertと、その彼を助けて集団復帰をアシストしたRemco Evenepoelの2名がリタイア。
そして周回を重ねていくと少しずつ役目を終えた選手や、有力選手もちょこちょこ自転車を降りていく。Rohan Dennis、Primož Roglič、Matej Mohoric 、そして単独走行となっていた新城幸也もリタイア。現世界王者Alejandro Valverdeもリタイア。
こんな環境の中、Peter Sagan、Julian Alaphilippe、Mathieu van der Poel、Greg Van Avermaetなどの優勝候補たちが 全く目立たないままレースが進む。トラブルに巻き込まれないからこそ目立たない。運も実力のうちとはこのことか。
スポークも折れる。
先行集団を追うメイン集団もこれだけの人数に。
残り33㎞を切ったところで、ついにMathieu van der Poel(オレンジ色:以下MVDP)が動く!メイン集団から飛び出るアタック!そして、Gianni Mosconなどの先頭グループと合流!
魔物がマチューを襲う!
快調にMVDPが先頭集団をリード。しかし、残り12㎞あたりで彼に異変が!
アー!
突然の失速!うなだれながら1人遅れていく!一体何の魔物が彼を襲ったのか?
トレンティン絶対有利!
これで先頭は4人。その中にイタリア人2名で、Gianni Moscon&Matteo Trentin。これは絶対にイタリア有利。
しかし、最後数キロで後半ずっと逃げていたGianni Mosconがついに力尽きる。
だが、スプリント力のあるTrentinが絶対優位であることは変わりないように思われた。Trentinがヨーロッパ王者とともに世界王者にも就くのか。
ワシ「これはTrentinで決定やな」
3人でゴール前スプリント
残り200mを切る!Matteo Trentinが先頭でスプリント開始!やったぜ!
ワシ「はい、おめでとう」
↓
ワシ「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」