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UCIが来年のワールドツアーチームの19チームを発表した。まずその19チームの名前をズラーと書いておく。
まず注意して欲しいのは、これら19チームが完全に確定されたものじゃないということ。
というのも本当に最終的な確定は12月に発表されるから。そういう意味ではまだ暫定的なリスト。でも、まぁ99%これで決まりやと思うけどね。
さて太字にしたのが気になるチームね。もちろん、プロコンから昇格したCoifidisと、Israel Cycling Academyに吸収されたKatusha-Alpecin。
前者についてはトップスプリンターのElia Vivianiを獲得し、Vivianiのためのトレイン要員も積極的に補強。さらに金融会社がスポンサーだけに資金は潤沢。
後者については、たぶんチーム名は変わると思う。というのもAlpecinはスポンサー降りる予定だから。だからこそチーム消滅という事態になったわけで。
また同様に、Dimension Dataも来年からTeam NTTに名前がかわる予定。
来年度からグランツールなどのワイルドカード枠のシステムが変わる。これまでも何度かここでも書いてきたけど、来年からは前年度のプロコンチネンタルチームランキングの1位と2位がほぼ自動的に、有名レースのワイルドカードとして選出されるようになる。
今年でいうと、Total Direct EnergieとWanty Gobert-Tormansがその2チームとなる。よって、両チームは来年度の重要なビッグレースでのワイルドカード枠をほぼ手中に収めている。スポンサーもにっこり。
ただし、その2チームで対象となるレースが差別化されている。
Totalはグランツールのワイルカード枠を、Wantyについてはグランツールではなく来年から始まるUCI Classic Series(ワンデイレース)だけに招待されるもよう。
そこで、グランツールではTotal以外の残された3枠を、Arkéa-Samsic、Wanty Gobert-Tormans、B&B Hotels-Vital Concept、Caja-Rural、そしてBardiani-CSF といった有力プロコンチームが争うことになる。
また、今回からワールドツアーライセンスの有効期限が基本的に3年となる。つまり、その審査は3年ごとになる。よって、今回の19チームは2022年まではワールドツアーライセンスを保持できることになる。
そして、2023年からは同ライセンスが与えられるチームがこれまで通り18チームとなる予定。つまり1チーム減らされる。なぜなら、今回の19チームという数は、あくまで新制度への過渡期における一時的・例外的なものだったから。