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来年はツールと東京五輪が衝突。ツールか五輪か、究極の選択??

2021年度はツール・ド・フランスと東京五輪の日程が衝突。

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ついこの前延期となった東京五輪。しかし昨日、2021年7月23日に開催するとの決定がなされた。男子のロードレースは7月24日。

ツール・ド・フランスの総合系選手はどうする?



この日程を見て誰もが思うのが、「あれ?ツール・ド・フランスと日程被ってね?」ということ。

来年のツールは、7月2日から25日までの予定となっている。つまり、最終盤の一番大事な期間、クライマックスの山岳ステージ決戦の日程とモロに被っていることになる。

今年ならば、五輪のせいでツールが例年よりも一週間前倒しになったので、ツールで総合を争うエースたちがツール後に五輪出場というのもあり得た。しかし、来年は絶対にそれができなくなる。総合系の選手らは、来年は五輪かツールかの二択を迫られることになった。

ここで最も注目されるのがチームIneosの動向である。ツールでの総合優勝こそが同チームの至上命題であるため、同チームはこれまでどおり全力でツールに参戦するはず。つまり、チームIneosの選手、特にツールに選ばれるような選手は、五輪を諦めさせられることになる。

仮に来年度の五輪のロードレースのコースがこれまで準備されたコースと同じならば、金メダルを狙えるであろう、ゲラント・トーマス(G)、KWSK、エガン・ベルナルなどの五輪出場はなくなる。

しかし、もしそれらの選手が五輪を選ぶならば、ツールでのIneosの支配力は弱まる。となれば、他チームにつけいる隙が生じる。そのためIneosの選手がツールと五輪のどちらを選ぶのか、それによって他チームの選手選考も影響を受けると思われる。戦略や作戦も変わるだろう。

あとは、おそらく来年のツールで総合優勝を狙う予定はないであろう、バルベルデ、ニバリ、アラフィリップなどの動向も気になるところ。ツールでは表彰台は無理としても安定して上位には入れる実力者たちだが、ツールを完全に捨てるのか、ツール途中でオサラバするのか、それとも五輪を捨てるのか。

チームの監督、各国の五輪代表チームの監督、選考委員、選手たち・・・誰もが難しい選択を迫られるやろう。ツールにしろ五輪にしろ、なにかあったときのための補欠・予備の選手も選ばないといけない。

スプリンターも悩ましい



一方、スプリンターも悩ましい。たしかに今年の五輪に向けて設定されたロードレースのコースはスプリンター向きではなかった。しかし、スプリンターはトラック競技に出場することが考えられる。

この場合もやはり来年度は、ツールか五輪かを選ばざるを得ない状況になるやろう。最終日のシャンゼリゼまでツールを走っていれば当然に五輪参加は不可能。

ワールドツアーチームvs代表チーム?



結局のところ上述の総合系エース&スプリンターの事情は、各国の有力選手全員に当てはまるやろう。有力選手ほど、ツールへの参戦がチームから期待されるし、同時に各国の五輪選考委員会からも期待される。強豪国は選手枠多いからね。多くの有力選手を揃えたい。

最終的には選手個人の判断に任されるわけやけど、なかなか難しい判断となるね。

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4 Comments

  1. トラックはロードと違って少し間が空いてるからあまり心配はないと思います。本気で狙ってるであろうユアンやヴィヴィアーニがシャンゼリゼでスプリントはしないと思いますけど

    • シャンゼリゼゴールの栄光とスプリントどちらを狙うのか悩ましいブヒね。

      あとトラック選手になるためのポイントを稼ぐ必要があると思うブヒが、そのへんは今年の選手選考そのままで行くのかどうかブヒね。

      ツールに出るなら山岳ステージを乗り越えるために多少の減量や山岳用トレーニングがスプリンターでも必要となると思うブヒ。
      トラック用の肉体を作るトレーニングと、ツール用のトレーニングでちょっと違うと思うから、そこらへんのスケジュール調整が必要かもブヒね。

  2. 今年の五輪競技日程と全く同じandツールの日程変更ナシだと丸重なりですね。
    ただそもそも五輪のロードレースが開会日開催同じというのが「何で❓」とは思ってました。
    せめてロードレースだけでも五輪後半に変更すればツール後2週間程度は空くし、ヴエルタとの中間あたりに設定できるんですけどねぇ。
    もっともその前に武漢ウイルスが収まってれば、の話ですが…

    • 五輪は、さすがに延期&新しい日程発表を終えた直後にまた日程変更というのは困難なので、
      日程変更が可能ならばツールのほうかと思うブヒが、それもそんな簡単にはいかないはず。

      なので来年はもう重なること99.9%決定のような気がするブヒね。

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