Cerveloの創業者が4iiiiの社長へ就任。一体何が始まるんです?
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Cerveloの創設者Phil Whiteが、パワーメーターで有名な4iiii(フォーアイ)の社長に就任する。
情報源:Cervelo pioneer Phil White becomes president of power meter company 4iii
いわずもがな、Cerveloはカナダのバイクブランドで、「エアロなロードバイクといえばCervelo」というイメージを市場に植え付けた、いわばエアロロードバイクを主流へ押し上げる嚆矢となったブランドである。
かつてブタが一目惚れしたCerveloのバイクといえば、2009 Cervelo S3 OLYMPIC EDITIONである。白のフレームで、五輪エンブレムの輪っかが散りばめられたデザインのもの。まぁ昔からCerveloは高くて買えないが。
ぜひ、「2009 Cervelo S3 OLYMPIC EDITION」で検索してどんなデザインか見てほしい。ポップな感じがステキだと思ってもらえると思う。
さて、そんなCerveloの創業者が今回パワーメーターブランド4iiiiの社長に就任するわけだが、折しも新コロ助によるロックダウンを起因とする屋内トレーニング需要に支えられ、インドアトレーナー(スマートトレーナーなど)は爆発的な売上を見せている。
もちろんその影響は4iiiiなどのパワーメーター界隈にも波及しているはずで、さぞや売上が伸びているだろうと予想できる。そんな中での社長就任となる。
だが社長として、大切なのは今の業績ではなく、今後の会社のあり方と経営戦略である。
新コロ助がある程度収束していけば、全世界的に本格的に不景気が到来するかもしれない。そうなれば同社も今後は売上が鈍化し、低成長になるかもしれない。そんな逆境を迎える可能性が高い時期に社長に就任することになるわけで、今という時期だけみれば「運がいい」とも一見思われるが、今後のことを考えるとなかなか過酷な状況での就任となろう。
さて、今回の社長就任によってCerveloと4iiiの両社に何が起こるのか?もちろんそんなことはわからないが、Cerveloと4iiiiとの結びつきが強くなることは予想できる。
となれば、Cerveloの完成車バイクに4iiiiのパワーメーターが内蔵(最初から附属)ということも考えられる。また、ワードツアーチームなどのプロチームにCerveloのバイクが提供されるならば、同時にそのチームは4iiiiとの契約も結ぶということも増えるかもしれない。
Cerveloはエアロロードバイクの象徴のようなブランドであるので、そのエアロ性能により何ワット節約できるかを4iiiiのパワーメーターで示すことができれば両社にとって宣伝材料として意味はあろう。
そう考えると、両社の結びつきによる相乗効果も肯定しやすいか。