【2021モデル】Scottから新Foil登場。フォークが新設計となった代表的エアロロードバイク
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ScottのエアロロードバイクといえばFoilシリーズだが、ついにその2021年モデルとなる新型Foilが発表された。そして土曜日から始まるツール・ド・フランスにて、ワールドツアーチームMitchelton-Scottは、この新型Foilにさっそく乗ることになるであろう。
海外公式サイト:FOIL
ケーブル完全内装と新デザインとなったフォーク
Scott has announced an update to its Foil aero road bike, fully integrating all of the bike’s cabling for a sleek new look and increasing tyre clearance https://t.co/h0sQLG9lti
— BikeRadar (@bikeradar) August 27, 2020
この新型Foilだが、フレームそのものは現行のFoilと同じである。それは軽量さとエアロ性能との両立、そのバランスをとることを最大の目的としているフレーム。しかし、2021年モデルでは特に次の2点が大きく変更された特徴となる。
ハンドルのSyncros Creston iC SL
Scott launches new Foil road bike https://t.co/R7M7jWUc8y pic.twitter.com/25GKwITHJ6
— The Cycle Collective (@cyclecollective) August 27, 2020
第一に、ハンドルにSyncros Creston iC SLが採用されたことで、コクピット周りのケーブルが完全に内装されることになった。このシステムは、去年のAddict RCから導入されているシステムである。それを新型FOILにもそのまま流用した。
このSyncros Creston iC SL最大のメリットは整備のしやすさである。Scott曰く、「めっちゃ簡単!」とのこと。
なぜならそのハンドルが伝統的なヘッドスペーサーを使うヘッドセットシステムと同じような機構となっているからである。詳しくは日本公式サイトの次のページの画像などを見てほしい。
日本公式:CRESTON IC SL
新設計のフォーク
Scott Foil Disc, nel 2021 aumenta la versatilità – https://t.co/Q8nQ9nBmLI #Aerodinamica #Novità2021 #ScottFoil #Biciclette #Technews pic.twitter.com/T1YxSGTYBG
— Cyclinside (@cyclinside) August 27, 2020
第二に、上述のようにフレームは現行のモデルと同じだが、フォークは新デザインのものとなる。昨今のエアロロードバイクのトレンドにあわせて新FOILもリムブレーキモデルがなくなり、ディスクブレーキモデルのみになるという事情も背景にあろうが、特にケーブル内装を実現し、フォークのエアロ性能の向上も目指したという背景もある。
また昨今の流行りであるワイドタイヤへの対応も施された。700x30cのタイヤまで履けるフォークのクリアランスを確保しているとのこと。
ラインナップと価格
この新型Foilの完成車は、使われるフレーム素材やコンポやホイールなどの違いにより、いろいろ価格が変わるが、最上位モデルとなるFoil Proだけは唯一フレームにFoil HMXカーボンが使われる。その他のモデルはフレームにFoil HMFカーボンが使われる。
その最上位機種Foil Proは、コンポにShimano Dura-Ace R9170 Di2、ホイールにScottが買収したSyncros社のCapital 1.0 50などを使った構成で、£8,099(約114万円)となっているもよう。