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確実に歴史に残る伝説となった今年のツール・ド・フランス。まさかの優勝チームとなったチームUAEだが、はっきりいってチーム力はそれほどではない。来年もツールで勝ち続けるためには、今年以上に本気の補強が絶対条件である。
そんなUAEだが、Bora-hansgroheからクライマーとしてラファル・マイカ(Rafal Majka)を獲得するべく動いてると、イタリアのガゼッタ紙(La Gazzetta dello Sport)が伝えているらしい。
現時点(まだシャンゼリゼが終わっていない)では、その記事をガゼッタ紙のWEBサイトでは見つけることができなかった。紙の新聞にだけ先に書いてあるのかもしれない。
Stage4⃣🌊🔱
— Rafał Majka (@majkaformal) September 10, 2020
Another climb is just around the corner…#BORAhansgrohe #BandofBrothers #TirrenoAdriatico pic.twitter.com/N2Eh8JCyS2
Bora-hansgroheから獲得するクライマーといえば、すでにUAEにはかつてマイカのBoraでのチームメイトだったダヴィデ・フォルモロ(Davide Formolo )がいる。そういう点では、マイカがやってきても馴染みやすいのかもしれない。
今年のポガチャルの優勝の隠れた要因には、もう1人のエースだったファビオ・アル(Fabio Aru)の早期リタイアがあったと個人的には考えている。
ポガチャルの勝因の1つは、ファビオ・アルが早くにリタイアしたことかもしれない。
— ワイアードの豚 (@piginwired) September 20, 2020
おかげでチームの戦略がシンプルになったのかも。#TDF #TDF20 #ツール #ツール・ド・フランス #tourdefrance2020#TourdeFrance #ツール・ド・フランス2020 #ロードレース #ロードバイク
つまり、アルがいなくなったことでチームは、ポガチャルに賭けざるをえない状況となった。それは選択肢を1つ失うことになるわけだが、メリットとしてはチーム戦略がシンプルになり、チームとしての覚悟が明確に決まるということである。腹をくくったとも言える。その時その状況で各人がどう動くかがわかりやすくなる。
またアルはUAEにいる間は全く結果を出せていなかった。そのアルが、フルームのいるISRAEL START-UP NATIONへ移籍という噂はツール前、7月頃にすでにあった。仮にそれが実現すれば、まさに来年は今年と同じく、ポガチャルだけを全力支援というシンプルで明確な戦略を取ることができる。
つまり、アルには悪いが彼が他チームへ移籍することこそがUAEにとっての補強となる、とは言いすぎか?
今回のポガチャルの優勝はUAEにとっても望外の優勝だったろうけれど、この優勝自体はポガチャル本人のポテンシャルによるところが大きいのはチームも勿論分かっている事、そうなればこの若き新エースを引き留めこれからのグランツールを考えたならポガチャル中心のチーム作りは必須。
これでまた総合を見据えた選手市場が活発になりそうですね。
CCCのような先行き不安なチームもあるし、コロナの影響でレースが後ろに詰まる分更に年内一杯までストーブリーグは賑わいそう。
各選手、チームの動向も目が離せなくなりそうですね。
コロナに加えてUAE優勝の余波といった感じブヒね。
ある程度の有力アシストは各チームが囲おうとするはずだけど、来年もまだコロナは終わらないはずで、それを見越すとなかなかポンと大金を用意するのは難しいところ。
UAEの動向が、今後の移籍市場の鍵になりそうブヒね。