Enter your email address below and subscribe to our newsletter

ロードレース2024パリ~ルーベ

歴史的独走!2024パリ〜ルーベのレビュー、結果、ハイライト動画

歴史的独走!2024パリ〜ルーベのレビュー、結果、ハイライト動画

Share your love

今年の2024パリ~ルーベは昨年と同様に前半で優勝候補が絞られる決定的な展開が生まれた。ただし昨年度はユンボ・ヴィズマの攻撃により絞り込みだったが、今年はそれとは全く異なる要因によるものだ。

そしてそのように絞り込まれた優勝候補たちの中で、圧倒的な存在感と力を示したのはやはりあの男だった。その怪物がまた歴史に残るとんでもない記録を残してしまった。

コースと石畳リスト

石畳区間の一覧表がこちら。

2024パリ〜ルーベ石畳セクター一覧表

今年の賞金額

レビューやハイライト

落車続出で波乱の前半

ロードレース2024パリ~ルーベ

今年のパリ~ルーベも序盤からこのように落車やパンクなどが続出。画像の落車ではイネオスのエリア・ヴィヴィアーニとリドル・トレックで上位入賞の可能性もあると言われていたジョナサン・ミランの2名も落車してリタイア。今年もヤバそうな予感がビンビンしてくる。

強風がプロトンを粉砕!

パリ~ルーベといえば石畳だが、今年のプロトンの敵はそれだけではなかった。レース前半でプロトンを苦しめたのは強風だ。

基本的には追い風でプロトンが高速化。前半で平均時速50km超えとなる。その超高速なプロトンをアルペシン・ドゥクーニンクが完全支配して牽引。そのためちょっとでもトラブルに見舞われて後方に下がってしまうと集団に復帰できなくなる。

そしてその追い風は走行進路が変わったり風向きが変わるとそれは強い横風に変わる。そしてレース前半にもかかわらず石畳に強風があわさりプロトンが完全に粉砕される。

アルペシン・ドゥクーニンクは人数を揃えるがライバルチームらはこの時点でもう各チーム散り散り。マチュー含む20名ほどの集団だけが勝利の可能性のある集団としてすでに決定されてしまう。マチュー・ファン・デル・プール擁するアルペシン・ドゥクーニンクとその他という構図になる。

アランベールと史上初のシケイン!

そして今年の大会直前にいきなりふってわいた話題が、アランベール/アーレンベルグでの安全性確保策として突然導入が決定となったシケイン。どんな感じなのか謎だったが、このような感じだった。

想像よりもこじんまりした感じだがそれゆえにかなり減速を余儀なくされるとわかる。いちおう主催者側の思惑は成功と言えるか。

ただ今回はすでに20名ぐらいの集団にプロトンが絞られていたが、このままだと大集団が突入してきた場合は逆にカオスとなって危なそう気もする。

魔法の絨毯でレース中に失格

ロードレース2024パリ~ルーベ

イネオスの若者ジョシュア・ターリングが、トラブルで遅れてしまったときに集団復帰に露骨にチームカーを使ったことで、なんとレース中に失格となった。審判と直接話しをするも弁明は受け入れられず失格の決定は覆らず、即時の失格退場となった。

60kmの独走スタート!

結局アランベールで決定的な差がつかなかったが、それでもみんなの関心は1つ。そう、マチューがどこで抜け出して爆走を開始するのかだ。そして、そのマチューが攻撃する場所として選んだのは5つ星の石畳ではなく、なんと3つ星の石畳オルシーだった。

なお🐷はこの決定的シーンを見ていなかった。このとき風呂に入っていたからだ。そして風呂から出てきて画面を見たら、マチューの独走がすでに始まっていた。つまり実質的にレースが終わっていたのだ。ここから先マチューがどうなったかはもう言うまでもない。

改めて思うのはマチューの怪物ぶりというよりは、アルペシン・ドゥクーニンクのクラシック戦線でのチーム力の高さ。かつてクラシックの支配者だったクイックステップのように、今日のパリ~ルーベでもきっちりとすべての仕事を正確にやりきった。これがすごい。

なにせ普通のロードレースではなく、最も特殊で最も何が起こるかわからないパリ~ルーベで筋書きどおりに作戦を運んだわけで、トラブル発生確率の因果すらも支配したような感覚だ。特に最後の最後までアシストとして奮闘したジャンニ・フェルメルシュは働きっぷりは驚異的だった。もちろんマチューもすごいのだが、今日に限ってはフェルメルシュが賞金の過半数もらってもいいような気がする。

なお同年度のロンド・ファン・フランデレンとパリ~ルーベを連続で制したのは、2013年のファビアン・カンチェラーラ以来だ。そして約60kmもの独走でパリ~ルーベを優勝したのは1994年のアンドレイ・チミル以来だ。

さらに昨年度のパリ~ルーベもマチューが優勝したがそのときの平均時速は史上最速で46.8キロだった。しかしマチューは今年これをさらに更新し平均時速47.8キロをマークした。やはり前半部分での強風が要因だろう。

レース全体のハイライト動画

結果

1Mathieu van der Poel Alpecin – Deceuninck1位との差
2Jasper Philipsen Alpecin – Deceuninck3:00
3Mads Pedersen Lidl – Trek,,
4Nils Politt UAE Team Emirates,,
5Stefan Küng Groupama – FDJ3:15
6Gianni Vermeersch Alpecin – Deceuninck3:47
7Laurence Pithie Groupama – FDJ3:48
8Jordi Meeus BORA – hansgrohe4:47
9Søren Wærenskjold Uno-X Mobility,,
10Madis Mihkels Intermarché – Wanty,,
Share your love
piginwired
piginwired
Articles: 6465

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!