NTTのタイトルスポンサー離脱が確定

チームNTTことNTT Pro CyclingのタイトルスポンサーのNTTが、チームのスポンサーを今年限りでやめることは噂されていたいが、今回チームから、NTTが「タイトル」スポンサーをやめることが正式に発表された。

チーム公式：AFRICA’S FIRST EVER UCI WORLDTOUR TEAM ON THE HUNT FOR NEW TITLE PARTNER

NTTは非タイトルスポンサーとしては継続か？

上記チーム公式声明文には次のように書いてある。

“NTT Pro Cycling, formerly Team Dimension Data for Qhubeka, is looking for a new title sponsor following the confirmation that NTT has now opted not to renew their contract beyond 2020,”

訳「チームNTT（旧Team Dimension Data for Qhubeka)は、新しいタイトルスポンサー獲得へ奔走中。NTTは2021年以降の契約更新を望まなかった」

そしてこの事実は昨日、組織の全ての人員に伝達されたもよう。

現在のところチームからはそれ以上の特別な情報は記されていない。1つ気になるのはNTTが「タイトル」スポンサーから降りるという書き方。逆にいいえば、非タイトルスポンサーとしては契約を続けるのではないかとも考えられる。ただこの点についても何も記載はないので不明である。

過日にはこのブログで、「チームNTTは存続できるのか？」という記事で、チームのボスであるビャルヌ・リース（Bjarne Riis）はチーム存続に楽観的な態度をとっていると書いた。しかし、コロナ禍におけるプロチームとスポンサーの厳しい現状を考えると、スポンサー探しは難航している可能性が高いと思われる。

気がかりなのは選手の今後である。チームが解散あるいは格下カテゴリー（旧プロコンチネンタルチーム）になるとすれば、選手らは移籍先を探す必要に迫られるが、果たしてこの時期から移籍交渉をスタートして順調にみんな契約を得られるのであろうか。それもかなり難しいではないか。

何より、チームがどうなるかわからないという中途半端な状態が一番困る。せっかく移籍交渉がまとまりそうだと思ったら、「やっぱりチーム存続するわ」では困る。アフリカでチャリティー活動をしているチームだけになくなって欲しくはないが、さてどうなるやら。

日本企業が手を上げてほしいものだが。ユニクロとか。トヨタとか。