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サガン危機一髪。2021ジロ第7ステージの結果

2021ジロ・デ・イタリア第7ステージの結果

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いろいろトラブルが続いたジロだったが、今日は平和に終わったか?

今日のコース

今日は昨日とうって変わり、わりと平坦なステージ。一見するとただのスプリンターのためのステージに見えるのだが、実は最後の最後にとんでもない罠がはられている。それがこちら。

大会公式サイトより

これがゴール前だが、見事に登りスプリントになっている。しかもその途中で最大斜度12%の坂が待ち受けている。ただ距離は短いのでスプリンターもパワーでこなせるはず。ただし、その激坂を超えても残り1kmずっと緩やかな登り基調なので、その坂で飛び出して逃げ切りというのも難しそう・・・さて一体どうなるか?

展開と結果

今日はちょっとした落車はあったものの、特に大きなトラブルはなかった。ほとんどのスプリンターたちも斜度12%の坂で生き残り、ゴール前スプリントへ。

ただしピーター・サガンがフェンス際でかなり危ないシーンがあった。それがこちら。

このような危ないシーンのあと、サガンもスプリントに加わろうとしたが、チェーンが外れたか、ペダル・シューズがおかしくなったのか、足元を確認するような仕草をしながらスプリントは諦めてしまった。

そんなサガンをおいてゴール前スプリントが始まる。その動画をどうぞ。

スプリントを早がけして飛び出しのは、UAEのフェルナンド・ガビリア。ただゆるい登り基調なので、普通の平坦よりもかなり不利だったように思える。たとえガビリアが全盛期の強さであったとしても、長距離スプリントはこのレイアウトでは相当無理があったはず。

だがそれでもガビリアは飛び出したわけで、そういう作戦だったのかそれともその場のひらめきだったのか、そのあたりが気になる。

そしてやはりカレブ・ユアンが強い。1人でガビリアを追いかける展開になり、後ろからアルペシン・フェニックスのティム・メルリールやイスラエルのダヴィデ・チモライらがユアンを利用する形になっていたが、結局誰も寄せ付けず最後まで先頭で勝ちきった。

さすがというべきか、驚きの強さというべきか。このコースでそのような勝ち方ができるということは相当に調子がいいのだと思う。

総合順位トップ30と各賞ジャージ

順位選手名チームタイム
1 Attila VALTER GROUPAMA – FDJ 26:59:18 00:00
2 Remco EVENEPOEL DECEUNINCK – QUICK-STEP 26:59:29 00:11
3 Egan Arley BERNAL GOMEZ INEOS GRENADIERS 26:59:34 00:16
4 Aleksandr VLASOV ASTANA – PREMIER TECH 26:59:42 00:24
5 Louis VERVAEKE ALPECIN-FENIX 26:59:43 00:25
6 Hugh John CARTHY EF EDUCATION – NIPPO 26:59:56 00:38
7 Damiano CARUSO BAHRAIN VICTORIOUS 26:59:57 00:39
8 Giulio CICCONE TREK – SEGAFREDO 26:59:59 00:41
9 Daniel MARTIN ISRAEL START-UP NATION 27:00:05 00:47
10 Simon Philip YATES TEAM BIKEEXCHANGE 27:00:07 00:49
11 Davide FORMOLO UAE TEAM EMIRATES 27:00:13 00:55
12 Daniel Felipe MARTINEZ POVEDA INEOS GRENADIERS 27:00:24 01:06
13 Marc SOLER MOVISTAR TEAM 27:00:32 01:14
14 Romain BARDET TEAM DSM 27:00:32 01:14
15 Rein TAARAMÄE INTERMARCHÉ – WANTY – GOBERT MATÉRIAUX 27:00:50 01:32
16 Emanuel BUCHMANN BORA – HANSGROHE 27:00:58 01:40
17 Vincenzo NIBALI TREK – SEGAFREDO 27:01:01 01:43
18 Tobias S. FOSS JUMBO-VISMA 27:01:11 01:53
19 Pello BILBAO LOPEZ DE ARMENTIA BAHRAIN VICTORIOUS 27:01:19 02:01
20 Nicholas SCHULTZ TEAM BIKEEXCHANGE 27:01:19 02:01
21 Gianni MOSCON INEOS GRENADIERS 27:01:21 02:03
22 Fausto MASNADA DECEUNINCK – QUICK-STEP 27:02:27 03:09
23 Jai HINDLEY TEAM DSM 27:02:47 03:29
24 Gino MÄDER BAHRAIN VICTORIOUS 27:02:48 03:30
25 Harold Alfonso TEJADA CANACUE ASTANA – PREMIER TECH 27:03:31 04:13
26 João ALMEIDA DECEUNINCK – QUICK-STEP 27:04:07 04:49
27 Tanel KANGERT TEAM BIKEEXCHANGE 27:04:37 05:19
28 Ruben GUERREIRO EF EDUCATION – NIPPO 27:05:07 05:49
29 Diego ULISSI UAE TEAM EMIRATES 27:06:24 07:06
30 Lorenzo FORTUNATO EOLO-KOMETA CYCLING TEAM 27:07:02 07:44
マリア・ローザ(総合首位)Attila Valter
マリア・チクラミーノ(ポイント賞)Caleb Ewan
マリア・アッズーラ(山岳賞)Gino Mäder
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞)Attila Valter

マリア・チクラミーノが、ジャコモ・ニッツォーロからカレブ・ユアンへ。

明日の第8ステージのコース

明日の第8ステージは、これまた今日とは打って変わって大きめのアップダウンがあるステージとなる。見どころは最後のゴールか。

ゴール地点が4級山岳でしかも山岳ポイントが設定されているので、ステージ優勝と山岳ポイント獲得の両方を狙うべく、山岳賞ジャージを着ているバーレーン・ヴィクトリアスのジノ・マーダーが最後に動くか。新城幸也が最後の山岳までマーダーをアシストして彼を発射するかもしれない?

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4 Comments

  1. ユアン調子いいですね!
    去年?一昨年?もどこだったかのレースの登りスプリントでぶっちぎってたので、こういうレイアウト得意なのかもですね。
    あのテクニカルな終盤でリードアウトもかなりいい動きしてましたし、もう1勝いけるか?!と期待してしまいます。

    • 今大会最強はユアンで決まったか・・・と思ってたら膝痛でリタイアしちゃったブヒね・・・
      ツールでのサム・ベネットとの対決に期待ブヒね。

  2. 栗村さんが「ユワンは途中で帰るかも」と言ってましたがそのとおりになりましたね。
    もちろん膝が思わしくないのは本当でしょうが、ターゲットはツール、ということですね。

    • たしかに、これがツールならたぶんギリギリまで膝痛を我慢して乗り続けると思うブヒね。

      でもま、あまり重症化しないうちにさくっと静養へ入るというのはやっぱり大事ブヒね。

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