カヴェンディッシュとDeceuninck-QuickStepの残留交渉は停滞中?
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ロードレースファンのおなじみのベルギーメディアHet Nieuwsbladによると、Deceuninck-QuickStepとマーク・カヴェンディッシュとの残留交渉はいまだ締結には至っていないもようで、両者の間にはまだ溝があるようだ。
情報源:Patrick Lefevere doet Mark Cavendish voorstel voor één jaar extra bij Deceuninck-Quick-Step
Travelling to one of my favourite places today. Denmark. 🤩🤩
— Mark Cavendish (@MarkCavendish) August 8, 2021
First thing, got to give this man @MichaelMorkov a hug for his Olympic Madison Gold. Then we start Tour of Denmark together on Tuesday with @deceuninck_qst. So many great memories and wins in Denmark. Can’t wait!!! pic.twitter.com/audSr3AD0Z
ただカヴェンディッシュもチームのボスのパトリック・ルフェーブルもお互いに残留という結論では一致しているだろう。カヴェンディッシュには世界最高のスプリントトレインが必要で、カヴェンディッシュがツールに参戦すればマスメディアや世間からの注目度は飛躍的に高まる。その結果スポンサーはにっこりと笑顔になれる。
おそらくカヴェンディッシュとしても、万年金欠チームのDeceuninck-QuickStepに移籍した(ひろってもらった)時点で、高給は期待していないだろうし、そこは求めていないと思われるが・・・
実際チーム側は、1年契約でしかも出来高払いを提案しているようだ。基本給は抑えめにして活躍したらボーナスをどーんと。
ただカヴェンディッシュの代理人としてはより有利な条件で契約を結ぶのが仕事なので、金額面で「もうちょっと増やして」という要望は当然あるかもしれない。
Hyped to feature in #gqhype. Thanks for having me @BritishGQ 💚 pic.twitter.com/1PyICHWPn0
— Mark Cavendish (@MarkCavendish) August 3, 2021
しかし、交渉がまだ妥結には進んでいない最大の理由はなにかといえば、おそらく来年のツール・ド・フランス出場の確約があるかないかではないだろうか?いや、知らんけど。
カヴェンディシュはなんとしてもツールに出たい。Deceuninck-QuickStepの最強トレインを引き連れて。そしてチーム側としてもカヴェンディッシュ出場は上述のようにメディアへの露出が一気に増えるため有意義。
だがカヴェンディッシュの年齢や、これからのチームのエーススプリンターを担うであろうファビオ・ヤコブセンの復活とブエルタ・エスパーニャでの実績、そして、カヴェンディッシュのツール後の微妙な成績などを総合的に考えると、ヤコブセンにツールのエースを任せたいという考えがあるのではないか。
まぁ来年に限っては、カヴェンディッシュをツール、ヤコブセンをジロというのもありかもしれないが、そこはヤコブセンとも話し合いが必要になるだろう。
以上のように、両者の溝は金額というよりはツール・ド・フランスについての問題点なのだと妄想するが、どうだろう?