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トラック競技の世界で最も娯楽性が高くて熱い大会といえば、シックスデイシリーズ。各地を周り、それぞれの土地で6日間のレースを行う。
そんなシリーズの中で人気の高い1つが、ベルギーのフランドル地方のワンデイレース、ヘント〜ウェヴェルヘム(Gent-Wevelgem)でおなじみのヘントで開催されるヘント6日間(Six Days of Ghent)だ。
昨年はコロナ禍で中止された大会だが、今年は例年通り11月16~21日に開催される。そしてそこに今年歴史的な復活をとげたおじさんレジェンド、マーク・カヴェンディッシュが出場することが決まった。相棒はDeceuninck-QuickStepのチームメイトのイーリョ・ケイセだ。
情報源:Cavendish to pair with Keisse in Gent Six Day
カヴェンディッシュとヘント6日間レースといえば、2016年にブラッドリー・ウィギンスと組んで優勝したことを覚えているだろうか。当時はこのブログでも各日の結果について紹介していた(今はもう記事を削除してしまったが)。
カヴェンディッシュとケイセは、2019年にもタッグを組んでこのヘントに参戦。だが初日に派手な落車をしてしまい、そこからかなり巻き返すも最終的な総合順位は4位で大会を終えた。
今年はその雪辱をかけての参戦となる。注目すべきライバルは、Deceuninck-QuickStepのチームメイトで、ツール・ド・フランスでカヴェンディッシュの最終発射台を務めた最強アシストことミケル・モルコフ(デンマーク)だ。
モルコフは同じデンマーク人のラッセ・ノーマン・ハンセン(Lasse Norman Hansen)とタッグを組む。ノーマン・ハンセンは東京五輪と世界選手権のマディソンで優勝した金メダリストでかつ世界王者だ。
カヴェンディッシュのスピードを知り尽くしたモルコフが一体どんな走りを見せるか。
またLotto Soudalのジャスパー・デ・ブイスト(Jasper De Buyst )とロジャー・クルーゲ(Roger Kluge)もタッグを組んで出場するもよう。