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ロードレースとロードバイク

2022ドワーズ・ドア・フラーンデレンのハイライトと結果と感想

2022ドワーズ・ドア・フラーンデレン(Dwars door Vlaanderen)の感想と結果

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クラシックの王様ロンド・ファン・フランデレン(Ronde van Vlaanderen)が目前にして開催されたドワーズ・ドア・フラーンデレン(Dwars door Vlaanderen)。

タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)が参戦、トム・ピドコック(Tom Pidcock)が復帰、さらにマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)も出場と大注目の一戦となった。

はたしてポガチャルの長距離アタックはあったのか?マチューの仕上がりはどうなのか?ピドコックは最後まで走れたのか?

コース

感想とハイライト

まだ残り70kmでピドコックとマチューが動く!ポガチャルは動けず!

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残り69kmにある登りBerg Ten Houteで、イネオスがしかけた。ベン・ターナーがエースのピドコックをひきつれて加速。登りでのこの急加速についていったのは、上画像のとおり。マチュー・ファン・デル・プール、シュテファン・キュング、ヴィクトール・カンペナールツ、ティシュ・ベノートの4人。これで合計6名の小集団が形成される。

そしてこの変化にタデイ・ポガチャルとチームUAEが対応できず、プロトンに取り残される。ポガチャルがプロトンのどこにいたのかは不明だが、おそらく先頭付近にいなかったのか?先頭の動きが見えていなかったのではないか。

この6名が追うのは、ニルス・ポリッツ(Nils Politt)ら5名の逃げ集団。

残り63km、ついにポガチャルが加速!

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マチューらの動きからしばくらして、残り63kmでついに後方のプロトンからタデイ・ポガチャルが飛び出す。ただマチューらのグループは強力なメンバーが揃っているため、1人での追走はいくらポガチャルでも無謀だったとも思う。

実際にポガチャルは10kmほど1人で走ったものの追いつくことはできず、残り53kmあたりでプロトンに吸収される。

ただプロトンにはUAEのチームメイトや、先行する集団に選手を送り込めていないAG2R勢やクイックステップ勢もいるのでそれらが全力で引けばマチューらに追いつけるのではないか?

と思っていたら、

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ポガチャルのすぐ後ろのAG2Rのオリバー・ナーセン(Oliver Naesen)が落車。プロトンが分断される。

この直後にポガチャルを含めて数名がプロトンから飛び出す。

一方、ポガチャルの前方ではマチューらのグループが逃げていた先頭グループを吸収して快走を続ける。

ゴールまで残り13kmとなった時点では、ポガチャルグループは3人(ヤン・トラトニクとヴァランタン・マデュアス)になり、マチュー&ピドコックグループとは45秒差。人数的にも後者のほうが多く有利。ポガチャルが追いつくのは難しい。

残り9kmから大興奮の展開!

そして今日のレースの本番は残り9kmを切ったあたりからだった。そう、マチューらの先頭集団の動きがめまぐるしいものになったのだ。

なんといってもスプリント力が最もあるのはマチュー・ファン・デル・プールだ。その彼といっしょにゴールまでは行けない。誰もがそう思っていた。そこで残り8kmあたりでTTスペシャリストのヴィクトール・カンペナールツがアタック!

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数秒のギャップができた!

後方はなんとしてもマチューにひかせて脚を使わせたい思惑が働いているはず。これはカンペナールツに勝機ありか?

しかしこのあとピドコックとベノートがカンペナールツを追いかけて合流。この3人でローテーションすれば後方を引き離せるのではと思ったのだが、そうは上手くいかず結局マチューらも追いついてしまう。

だがその後、ゴールまで残り4kmで再びカンペナールツがアタック!これにティシュ・ベノートだけがついていく!

しかしこれも決まらない。また後方が追いついてしまう。

さらにそこから今度はトム・ピドコックが加速。これにベノートとキュングが反応。ただこれも決まらない。

(‘A`)「あーこれ全員でスプリントか?」

と思ったら残り1.7kmでベノートがアタック!これに反応したのは、大本命マチュー・ファン・デル・プール!カンペナールツらは2人を見送る!

そこからゴールまでは次の動画でどうぞ。

最後はティシュ・ベノートが諦めて降参。

マチュー・ファン・デル・プールはロンド・ファン・フランデレンに向けて万全の仕上がり!クラシックの化け物が完全復活!と言えるだろう。

結果(TOP10)

1マチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)Alpecin-Fenix
2ティシュ・ベノート(Tiesj Benoot)Jumbo-Visma
3トム・ピドコック(Tom Pidcock)INEOS Grenadiers
ヴィクトール・カンペナールツ(Victor Campenaerts)Lotto-Soudal
5ニルス・ポリッツ(Nils Politt)Bora-hansgrohe
6シュテファン・キュング(Stefan Küng)GroupamaーFDJ
7ケランド・オブライアン(Kelland O’Brien)BikeExchange-Jayco
8ベン・ターナー(Ben Turner)INEOS Grenadiers
9ヤン・トラトニク(Jan Tratnik)Bahrain Victorious
10タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE-TeamEmirates
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