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本当に速くなるのかどうかよくわからない技術・工夫というのはロードバイクの歴史上いろいろある。その1つが、オーバーサイズプーリー(ビッグプーリー)だろう。
「物理的に速くなる」「いやならない」「気分的に速くなる」「見た目がかっこいい」など人それぞれ意見はあるだろうが、現在のプロトンではかつてに比べてより多くの選手が使っているのもたしか。まぁスポンサーから渡されると使わざるをえないだろうが。
そしてオーバーサイズプーリーの名門ブランドといえば、やはりセラミックスピード(CeramicSpeed)。その新製品のプロトタイプがどうやらジロ・デ・イタリアで使われているようだ。
情報源:Prototype CeramicSpeed Aero OSPW derailleur upgrade gaining seconds at the Giro for Biniam Girmaye
What is going on there?!? Check out the @CeramicSpeed aero rear derailleur cage that debuted at the @giroditalia & @IRONMANtri world champs over the weekend – for those who take their aero efficiency REALLY seriously @WilierTriestina https://t.co/jTihOcSea9 #cycling pic.twitter.com/yBgsSPnFF2
— road.cc (@roadcc) May 9, 2022
そのプロトタイプが上の画像だ。これはジロ参戦中のアンテルマルシェの選手、ビニアム・ギルマイ(Biniam Girmay Hail)が乗っているバイクらしい。
ごらんのようにプーリー周囲にカバーがかけられている。これはエアロ性能を狙ったものか。ただ単にカバーをつけただけなのか、中のギアや構造そのものにも変化があるのかはわからないが、今後ツール・ド・フランス前かその最中に公式発表となるかもしれない。
オーバーサイズプーリーのエアロ性能強化という点では、別の会社のSLF Motionから次のような製品がすでに存在している。
かつてはあのランス・アームストロングやファビアン・カンチェラーラもこうしたエアロカバー?(ドイツ企業Berner製)を使っていたらしい。
オーバーサイズプーリー愛好家または興味のある人にとっては今年は楽しみな年となる?