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ロードレースとロードバイク

1級山岳でマチュー・ファン・デル・プールが!2022ジロ第17ステージの感想・結果とハイライト動画

マチュー・ファン・デル・プールはクライマーだった?2022ジロ・デ・イタリア第17ステージの感想・結果・ハイライト動画

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昨夜の第16ステージは星5つという最高難易度のクイーンステージだったが、今日の第17ステージも星4つの山岳ステージ。終盤は1級山岳が2つ。

そんな山岳ステージで、またしてもあの男が爆走した。

2022ジロ第17ステージのコース

以下の記事で紹介ずみ。

今日の料理

感想とハイライト

【朗報】マチュー・ファン・デル・プールはクライマーだった?

2022ジロ・デ・イタリア第17ステージ

今日も山岳ステージなのだが、またオランダの怪物マチュー・ファン・デル・プールが逃げた。

逃げ集団に乗るとその集団から今日は残り66kmから単身アタック。最初はこのマチューの動きに誰も追随しなかったが、やがて3人が後ろからマチューに合流して、合計4人となる。

2022ジロ・デ・イタリア第17ステージ

その4名は、

  • マチュー・ファン・デル・プール
  • フェリックス・ガル(Felix Gall)
  • アレッサンドロ・コーヴィ(Alessandro Covi)
  • ギョウム・マルタン(Guillaume Martin)

総合系選手のマルタンが入っているのがおもしろい。またなかなかいいメンバーと言える。

ここから最初の1級山岳に入っていき、その先頭集団に途中で後方から数人が合流する。そのメンバーは、マリアアッズーラのクーン・ボウマン(Koen Bouwman)、ヤン・ヒルト(Jan Hirt)、ヒュー・カーシー(Hugh Carthy)、サンティアゴ・ブイトラゴ(Santiago Buitrago)、そしてハイス・リームライゼ(Gijs Leemreize)。

ヤン・ヒルト(Jan Hirt)はこの時点でマリアローザグループとは5分以上の差をつけていて、このまましっかりと走りきれば、総合順位がかなり上昇して総合争いが一気に面白くなってくる。

そして最初の1級山岳を一団となって通過するのだが、その直後の下りでマチューとリームライゼが一気に加速。

その2名が圧倒的速度で下りを進撃。MTBも最強レベルのマチューが下りが速いのは納得だが、クライマーのリームライゼも下りが得意だったのかと驚き。

そんなマチューだがこんなふうにヒヤリとする場面も。

そして二人は仲良く最後の1級山岳モンテロヴェーレに入るのだが、直後になんとクライマーのリームライゼをマチューがちぎる光景が目に飛び込む。

2022ジロ・デ・イタリア第17ステージ

【朗報】マチュー・ファン・デル・プール、実はクライマーだった。

だがしかし、やはりこれはマチューががんばりすぎただけだったのか、このあとしばらくしてマチューは失速。リームライゼがマチューを追い抜いて独走状態に。

やはりクライマーとして山の登り方をしっかりと理解できていて、どんなペースでどんな力加減で登ればいいかわかっているリームライゼ。おそらくマチューが頑張りすぎているだけというのもわかっていたのだろう。リームライゼとすれば自分の走り方をするだけという感じだったのだろう。

バーレーン・ヴィクトリアス絶好調!

2022ジロ・デ・イタリア第17ステージ

このままいけばリームライゼがステージ優勝かと思っていると、後方からバーレーン・ヴィクトリアスのサンティアゴ・ブイトラゴがとんでもない速さで登りをこなして、リームライゼに追いつき、山頂(KOM)手前で彼を追い抜いてしまう。

モンテロヴェーレのKOMをゲットしたブイトラゴは登りの勢いそのままでゴールへ邁進。リームライゼとは25秒以上の差をつけて独走。

そしてゴールの動画をどうぞ。

今大会ではずっといい走りを続けてきたブイトラゴがついにチャンスをものにした。22歳にしてグランツール初勝利。そしておそらくワールドツアー初勝利でもある。

昔と比べると、最近20歳あたりでワールドツアー初勝利、グランツール初勝利とかが多い気がする。

そして後方ではマリアローザグループからカラパス、ランダ、そしてヒンドレーの3人がかたまってゴールへ。今夜はカラパスがスプリントを制してボーナスタイムをゲット。

バーレーン・ヴィクトリアスはステージ優勝のブイトラゴもそうだが、なんといっても今大会のミケル・ランダ(Mikel Landa)の調子の良さ、粘り強さが光る。ランダは近年はどうもパっとしない走りが続いていただけに、全盛期のよういな強さをこのジロでのランダは驚きだ。

まだ山岳ステージは第19ステージと第20ステージが残っているためどうなるかはわからないが、少なくとも今の時点ではランダの総合成績も含めてバーレーン・ヴィクトリアスは見事な戦いとしていると言えるのではないか。

バーレーンは去年から突然いろいろ強くなった感じがするが、その勢いは今年も継続中。

鍋たたきのコック、今日も見参

結果

ステージトップ10

1サンティアゴ・ブイトラゴ(Santiago Buitrago)Bahrain – Victorious1位との差
2ハイス・リームライゼ(Gijs Leemreize)Jumbo-Visma0:35
3ヤン・ヒルト(Jan Hirt)Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux2:28
4ヒュー・カーシー(Hugh Carthy)EF Education-EasyPost,,
5リチャル・カラパス(Richard Carapaz)INEOS Grenadiers2:53
6ジャイ・ヒンドレー(Jai Hindley)BORA – hansgrohe,,
7マウリ・ファンセヴェナント(Mauri Vansevenant)Quick-Step Alpha Vinyl Team2:57
8クーン・ボウマン(Koen Bouwman)Jumbo-Visma2:59
9ギョーム・マルタン(Guillaume Martin)Cofidis,,
10ミケル・ランダ(Mikel Landa)Bahrain – Victorious,,

総合トップ10

1リチャル・カラパス(Richard Carapaz)INEOS Grenadiers1位との差
2ジャイ・ヒンドレー(Jai Hindley)BORA – hansgrohe0:03
3ミケル・ランダ(Mikel Landa)Bahrain – Victorious1:05
4ジョアン・アルメイダ(João Almeida)UAE Team Emirates1:54
5ヴィンツェンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali)Astana Qazaqstan Team5:48
6ぺリョ・ビルバオ(Pello Bilbao)Bahrain – Victorious6:19
7ヤン・ヒルト(Jan Hirt)Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux7:12
8エマヌエル・ブッフマン(Emanuel Buchmann)BORA – hansgrohe7:13
9フアン・ペドロ・ロペス(Juan Pedro López)Trek – Segafredo12:27
10ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(Domenico Pozzovivo)Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux12:30

各賞ジャージ

マリア・ローザ(総合)リチャル・カラパス(Richard Carapaz)
マリア・チクラミーノ(ポイント賞)アルノー・デマール(Arnaud Démare)
マリア・アッズーラ(山岳賞)クーン・ボウマン(Koen Bouwman)
マリア・ビアンカ(ヤングライダー賞)ジョアン・アルメイダ(João Almeida)

ハイライト動画

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