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ヒンドレーが加速し、カラパスが墜ちた第20ステージ。衝撃的な逆転劇が生まれたその日、最後の登りでイネオスはカラパスが苦しんでいたことに気づいていなかったようだ。
第20ステージのスタート前、チームでのミーティングの中ではカラパスは「調子がいい」と言っていたらしい。そして事前の作戦通りにその日も動くことを決定。カラパス本人も作戦内容の変更は必要なしという意見だったようだ。
だからチームとしてはカラパスが登りで苦しむことは全く想定していなかったようで、逆転され、なおかつ再逆転が難しいタイム差までつけられるとは思ってもいなかったようだ。
もしかしたらカラパス本人も気づいていなかった変調が肉体に起こっていたのかもしれない。レース前の高いモチベーションと心理状態が、そうした肉体の声を無視させてたか?
あるいは、少し調子が悪いという自覚はあったのかもしれないが、エースとしての責任感からそれを言わなかったのかもしれない。それでもやれるとの考えがあったのだろうか。
ただどちらにしろベストコンディションでなかったことは確かであって、イネオスの作戦がどのように変更になっていたとしても、おそらく結末は変わらなかったと思う。それほどあの日のヒンドレーはすばらしい走りだった。
栗村さんの解説によると、カラパスは登坂の際には緩急つけたインターバル走法の方が得意なタイプなんだけど、最後の坂は休みどころが無くてペース走法向き、そのため思った以上に脚が削られたのではないか?ということでしたね。
だとすれば、本人にとってもチームにとっても誤算だったわけで、コースプロフィールと脚質がミスマッチだったのかもしれませんね。
しかし、まさかあそこまでギャップが開くとは思いもよりませんでした。
なるほど、たしかに一定ペースで淡々と登るというイメージはカラパスにはないブヒね。
まさに東京五輪のようなサバイバルレースみたいな、ワンデイレースっぽい展開のほうが似合ってるのかも。