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2020年新春のコロナショックをきっかけに世界中が大混乱・大恐慌(?)に陥ってからはや2年が経過。今でも当然感染の危険性は高いままだが、それでも世界はアフターコロナ(ウイズコロナ?)に向けてすでに動き出している。
そんなコロナショックで降って湧いたのが世界的なインドアフィットネスブーム、そして自転車ブームだ。
急激な自転車の需要の高まりに合わせて、流通システムと生産システムの混乱・停滞による供給不足も同時に発生したため、自転車業界も品不足・入荷待ちだらけとなった。
そんなブームがどうやら一段落しそうだ。シマノが直近の決算報告でそのように述べている。その決算短信が次のPDFだ。
PDF(直リン):2022年12月期第1四半期決算短信 [日本基準](連結)
世界的なサイクリングブームは落ち着きを見せ始め、エントリークラスとミドルクラスの市場在庫は適正な水準に近づく一方、ハイエンドクラスを中心とした需要は高めで推移しました。
日本市場においては、スポーツ自転車の底堅い需要からロードバイクの市場在庫は低い水準で推移した一方、軽快車の店頭販売は低調となり市場在庫は高めの水準で推移しました。
このような市況の下、ロードバイク向け高級モデル「DURA-ACE」と「ULTEGRA」、電動アシストスポーツバイクコンポーネントSHIMANO STEPSシリーズをはじめ、幅広い製品に対して非常に多くのご注文をいただきました。
この結果、当セグメントの売上高は118,176百万円(前年同期比13.9%増)、営業利益は32,455百万円(前年同期比17.0%増)となりました。
と書かれている。
世界各国での自転車ブームは沈静化、今後は製品供給もコロナ前に近づくよう回復していくのではないだろうか。ただそれがすぐに回復するとは思わない。まだまだコロナに気をつけながら動かなければならないことを考えると、なんだかんだであと1~2年はかかるのではないだろうか。
ただ注文に対する入荷時期の予想などはある程度はそれなりに立てられるようにはなりつつあるのではないだろうか。