【2022ツール】超級ガリビエ峠登場!今日の第11ステージのコースの概要
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昨日の第10ステージは平穏なステージだと思っていたが、とんでもないイベントが発生してなんとレースの一時中断という事態になった。
そんな昨日に続いて今日はアルプスの山岳ステージ三連戦の2日目。ついに今大会初の超級山岳が登場する。しかもあの有名どころガリビエ峠も登場だ。そんな第11ステージはどんなコースか?
今日はアルベールビル(ALBERTVILLE)からコル・ド・グラノン・セッレ=シェヴァリ(COL DU GRANON SERRE CHEVALIER)までの151.7km。
アルベールビルという都市の名前は「かつては若者だった」年齢層には、その記憶に残る名前だろう。ちょうど30年前の1992年冬季五輪が開催された都市だからだ。当時キングオブスキーとして世界最強だった荻原健司を中心として日本チームは複合団体で札幌五輪以来の金メダルを獲得した。
山岳は2級→1級→超級(ガリビエ)→超級(グラノン)という順番。
まずはグラビエ峠を見てみよう。
もちろん総合勢らは途中の1級までは様子見。勝負は最初の超級、このガリビエで発生するだろう。
ガリビエ峠は登坂距離17.7km、平均斜度6.9%。
今年のこのガリビエ峠の山頂は標高2642mだが、ここが今年のツール・ド・フランスの最高到達点(ジロ・デ・イタリアでいうところのチーマコッピ)となる。なお今年の全てのグランツールの中でも最も高い通過点でもあるようだ。
超級山岳の怖いところは登りの過酷さもそうだが、むしろ登りよりも下りにあるかもしれない。ガリビエからの下りは33kmにも及ぶ。
ただ下るだけなら誰も苦労しない。下りを利用してアタックをかける選手がいるはず。そこでは一瞬のミスが命取り。総合争いという点でも、そして文字通りの身体的・物理的な命取りにもなる。
また長く寒い下りで体が急激に冷えてしまうと、そこから肉体が不調となることもあり得る。
次に山頂ゴールとなる超級グラノン峠を見てみよう。
こちらは登坂距離11.3km、平均斜度9.2%。頭おかしい。山頂ゴールとなる標高は2413m。こちらは「山頂ゴールとして」は、今大会で最も高く、そして今年の全グランツールの中でも最も高い標高となっている。山頂ゴールとしては。
とにかく超級山岳が2つ連続でヤバイステージだ。3×3 EYESの藤井八雲にいわせると「こいつはヤクいぜ」。