Enter your email address below and subscribe to our newsletter

2022ツール・ド・フランス第13ステージ

ガンナ&キュングのTTスペシャリストの逃げ!2022ツール第13ステージの感想・ハイライト動画・結果

フィリッポ・ガンナとシュテファン・キュングというTTスペシャリストを含む厄介な逃げ!2022ツール・ド・フランス第13ステージの感想・結果・ハイライト動画

Share your love

昨日までの3日間連続のアルプスの山岳ステージから一夜明けて、今日は次のピレネー山脈決戦に向けての移動となるステージ。単純な平坦ステージではなく、小刻みなアップダウンのあるステージだ。

第13ステージのコース

以下の記事を見ておいてほしい。

展開と感想

タイムトライアル世界王者の逃げ!

今日の逃げはとても豪華な顔ぶれとなった。特に強いTTスペシャリストが二人。世界王者のフィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna)とシュテファン・キュング((Stefan Küng)だ。

その二人だけでも厄介ななのに、さらにマッズ・ピーダスン(Mads Pedersen)、クイン・シモンズ(Quinn Simmons)などなど強い7名が逃げた。

個人的に興味深いのが、アメリカ大陸の選手がなぜか多いこと。7人のうち3人がアメリカ大陸出身。アメリカ人がクイン・シモンズ、マッテオ・ヨルゲンソン。そしてカナダ人がユーゴ・ウル。

アメリカ人の選手は決してプロトンで多いとは言えないが、カナダ人も含めて7人のうち3人がアメリカ大陸という珍しい構成になった。

それにしても今日のステージ優勝を狙いたいスプリンターチームにとっては厄介な逃げのメンツだ。

今年も元気な悪魔おじさん

そこそこ高齢のはずだがまだまだ元気な悪魔おじさん。

カレブ・ユアンがコーナーで落車

かなり痛そうにしていたので、ここでリタイアするかもと思われたが、なんとかバイクに乗り直して走行再開。このあとアルペシン・フェニックスのチームカーがユアンをサポートし(審判に怒られながら)、ユアンは無事にプロトンの最後尾に到達する。

バイクエクスチェンジさん・・・

ゴールまで残り45kmを切って逃げ切りが濃厚になっていたが、諦めないチームがいた。今日のステージで勝てる可能性が高いバイクエクスチェンジだ。

他のチームが逃げ切り容認に動くなか、バイクエクスチェンジは諦めずにプロトンを積極的に牽引。

でもダメだったよ・・・バイクエクスチェンジはこの段階で「もう無理」と諦めた。

今年はデンマーク旋風?

逃げからはクイン・シモンズだけがいなくなっていたが、他の6人のままで逃げ切りが確定。

そしてその6人のままゴール前スプリントになだれこむのだと思っていたが、サプライズな動きが発生。

なんと残り12.5kmで元世界王者のマッズ・ピーダスンがしかけた。

上の動画をよく見てもらうとわかるが、フィリッポ・ガンナが背中のポケットに手を突っ込んでなにかを取ろうとした瞬間にアタックしている。

これはたまたまなのか、それともそのタイミングを狙っていたのか?

このピーダスンに反応したのが、フレッド・ライトとユーゴ・ウル。

フレッド・ライトは昨日ツール・ド・フランス初出場でステージ優勝を挙げたトム・ピドコックと同世代。また若い才能が羽ばたくのか?

一方ユーゴ・ウルのほうも昨日のステージを沸かせたクリス・フルームのチームメイト。フルームは熱く力強い復活の走りで感動を巻き起こした。

そんなチームイスラエルはサイモン・クラークのステージ優勝(第5ステージ)からいい雰囲気だ。

ただ個人的にはこのマッズ・ピーダスンの動きについて、次のように感じていた。

おそらくピーダスンは脚に力が残っていて勝てる自信があったのだと思う。そしてあえてライバルをふるいにかける動きをして、誰が力を残して誰が動けないか確かめたかったのだろうか?そのうえで自分が絶対に勝てるシチュエーションに持ち込みたかった?

どうなのだろう。

フィリッポ・ガンナたちはもう限界だったのか、その3人をまともに追撃できず、結局その3人でのゴール前スプリントへ。そこから結末は次の動画でどうぞ。

(‘A`)「まともにゴール前スプリントになれば、やっぱりそうなるわな」

勝ったピーダスンはデンマーク人。今年のツールはデンマークからのスタートだったが、デンマークでの3日間は過去最高レベルの観客の熱狂で驚くぐらいに盛り上がり大成功。

そして今マイヨ・ジョーヌを着ているヨナス・ヴィンゲゴーもデンマーク人。

今年はデンマーク旋風か?このまま世界選手権もデンマークが優勝か?

ハイライト動画

後ほど

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名1位とのタイム差
1マッズ・ピーダースン(Mads Pedersen)Trek-Segafredo0
2フレッド・ライト(Fred Wright)Bahrain Victorious
3ユーゴ・ウル(Hugo Houle)Israel-Premier Tech
4シュテファン・キュング((Stefan Küng)GroupamaーFDJ0:30
5マッテオ・ヨルゲンソン(Matteo Jorgenson)Movistar
6フィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna)INEOS Grenadiers0:32
7ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)Jumbo-Visma5:45
8フロリアン・セネシャル(Florian Sénéchal)Quick Step-Alpha Vinyl
9ルーカ・モッツァート(Luca Mozzato)B&B Hotels – KTM
10アンドレア・パスクアロン(Andrea Pasqualon)Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux

総合トップ10

順位選手名チーム名1位とのタイム差
1ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma0
2タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates2:22
3ゲラント・トーマス(Geraint Thomas)INEOS Grenadiers2:26
4ロマン・バルデ(Romain Bardet)DSM2:35
5アダム・イエーツ(Adam Yates)INEOS Grenadiers3:44
6ナイロ・キンタナ(Nairo Quintana)Arkéa-Samsic3:58
7ダヴィ・ゴデュ(David Gaudu)GroupamaーFDJ4:07
8トム・ピドコック(Tom Pidcock)INEOS Grenadiers7:39
9エンリク・マス(Enric Mas)Movistar9:32
10アレクサンドル・ウラソフ(Aleksandr Vlasov)Bora-hansgrohe10:06

各賞ジャージ

ジャージ選手名チーム名
マイヨ・ジョーヌ(総合首位)ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma
マイヨ・ヴェール(ポイント賞)ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)Jumbo-Visma
マイヨブランポワルージュ(山岳賞)シモン・ゲシュケ(Simon Geschke)Cofidis
マイヨ・ブラン(新人賞:25歳以下)タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates
Share your love
piginwired
piginwired
Articles: 7045

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Stay informed and not overwhelmed, subscribe now!