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2022ツール・ド・フランス第5ステージ

天国から地獄へ!2022ツール第5ステージの感想・ハイライト動画・結果

ユンボ・ヴィズマ崩壊!2022ツール・ド・フランス第5ステージの感想・ハイライト動画・結果

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やってきました、2022ツール・ド・フランス第5ステージ。パリ~ルーベの石畳セクションが11個敷き詰められたコースだ。物理的・身体的な危険性という意味では今大会の最難関ステージとなる可能性がある。各チームの総合エースらはなにかのトラブル1つで無慈悲に地獄に叩き落される日だ。

マチュー・ファン・デル・プールなどの石畳スペシャリストも多いが、やはり最も注目すべき選手はマイヨ・ジョーヌを着るワウト・ファン・アールトだろう。

なぜなら、仮にユンボ・ヴィズマのエースのプリモシュ・ログリッチがトラブルに見舞われたり遅れた場合に、はたしてワウトはログリッチを待つのだろうか、そしてそのときチームの指示はどうなるのだろうか。それらが問題となるからだ。

そしてそんなユンボ・ヴィズマの緊急事態のチームの判断に影響を及ぼすのが、三連覇を狙うタデイ・ポガチャルの動向だろう。ポガチャルはシクロクロスも得意としているため、石畳にも苦労しない可能性がある。

はたしてワウト・ファン・アールトはどう動くのか、ポガチャルのアタックはあるのか、ステージ優勝は誰が獲るのか、タイヤやバイクなどの機材の選択やセッティングはどうなのかなどなど、とにかく見どころしかない要注目の1日。その結末は?

第5ステージのコース

以下の記事を見ておいてほしい。

展開と感想

またマグナス・コルト

2022ツール・ド・フランス第5ステージ

今日は山岳ポイントの設定がない日なのだが、なぜか今日も山岳賞ジャージを着るチームEFのマグナス・コルトがスタート直後から、アンテルマルシェのタコ・ファン・デル・ホールン(Taco van der Hoorn)と、トタルエネルジーのエドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(Edvald Boasson Hagen)とともに逃げる。

この際もうマグナス・コルトは全ステージで逃げるという偉業を達成してほしい。

その後この3人にチームEFのニールソン・ポーレス(Neilson Powless)、B&Bホテルズのアレクシー・グジャール(Alexis Gougeard)、そしてイスラエル・プレミアテックのサイモン・クラーク(Simon Clarke)が合流し、合計6人の逃げ集団となる。

個人的に注目はピーター・サガンのチームメイトのボアッソンハーゲン、そして2名を送り込んだチームEFのニールソン・ポーレスの2名。トタルエネルジーもEFも先手を取ろうとする動きの布石で、なにかを狙っているなと思った。

ワウト・ファン・アールト危機一髪

レースのまだ前半で、2つのアクシデントがマイヨ・ジョーヌのワウト・ファン・アールトを襲った。そのシーンを2つ続けて動画でどうぞ。

ユンボ・ヴィズマ崩壊!天国から地獄へ!

上のようなワウトの危ないシーンがあったものの、プロトンは一団となって最初の石畳に突入。

このあとも途中までさほど大きなトラブルもなく石畳区間をこなしていく。

注目のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)は石畳区間でもさすがの走りを披露。積極的に前に出て、プロトンの先頭で展開する。

2022ツール・ド・フランス第5ステージ

また序盤から逃げ続けていたマグナス・コルトらの逃げ集団もトラブルなく、まだまだ快調に逃げ続けていた。

しかしこの後、最強チームのユンボ・ヴィズマがカオスに陥る。

まず若手エース、ヨナス・ヴィンゲゴーがメカトラ。

ヴィンゲゴーはすぐにチームメイトのバイクに乗り換えるが、まともに走れない様子。チームカーも後方から上がってくるのに少し時間がかかっている。

次に他のチームメイトが立ち止まり、ヴィンゲゴーに自身のバイクを提供し二度目の交換。

そしてこれにまたがって再び走り出したところで、チームカーが登場。

2022ツール・ド・フランス第5ステージ

これでようやく自分の予備バイクに乗り換えることができた。そして先行していたワウト・ファン・アールトはそんなヴィンゲゴーを待つため、1人速度を緩めて待つ。

ワウトはこのあとチームのために先頭を引かなければならないので、ヴィンゲゴーが合流してくる前にチームカーからしっかりと補給を受け取り、ジェルなどを口に入れて準備を整える。この重大局面でワウトがガス欠になるわけにはいかない。

ワウトは自身のマイヨ・ジョーヌを失うことも受け入れ、チームのために走ることを優先。

そんな間にも最大のライバルのタデイ・ポガチャルは、トレック・セガフレードのヤスパー・ストゥイヴェン(Jasper Stuyven)とともにプロトンから飛び出し、マグナス・コルトらの逃げ集団を追いかける展開に。

なおストゥイヴェンは新型ドマーネではなく新型マドンに乗っていた。

そしてそんなワウトにヴィンゲゴーが合流し、ユンボトレインが火を吹くぜ!

と思っていたら、あれ?ログリッチがいない。ログリッチどこだ?

2022ツール・ド・フランス第5ステージ

あああああ!!

なんとログリッチがワウトのグループからもさらに1人で遅れている状態。しかもこの画像のように周囲にチームメイトがいない!?

ログリッチはどうやらこの前の段階で落車していたようだ。(どの時点かは不明)

この写真ではゲラント・トーマスやロマン・バルデの姿も見える。

それにしてもユンボ・ヴィズマにトラブルの連鎖!

上で紹介したワウト・ファン・アールトの危機一髪のシーンはフラグだったのか?

少ししてログリッチをアシストするためティシュ・ベノート(Tiesj Benoot)らがやってきたが、残り20kmとなった時点で、

先頭の逃げ
l(1分ほど)
ポガチャルとストゥイヴェン
l(45秒ほど)
ワウト集団
l(40秒ほど)
ログリッチ集団

と、こんな感じ。ユンボ・ヴィズマが完全に内部で分裂してしまった。

ワウトが本気で引けばポガチャルたちとの差をつめられるが、そうするとログリッチ集団との差が開くかもしれない。それはログリッチを切り捨てることになる。だが、ログリッチとの合流を待つためペースを緩めるとポガチャルとの差が開くばかり。

これはチームとしてとても難しい状況だったのではないだろうか。

結局、ユンボ・ヴィズマはワウト・ファン・アールトにメイン集団を引かせ、ポガチャルたちを追走へ。つまりヨナス・ヴィンゲゴーをひとまず優先する決断。

そうこうしていると先頭の逃げ集団は残り1km。そこからゴールまでは次の動画でどうぞ。

フラム・ルージュを通過する直前、チームEFのニールソン・ポーレスがアタック!他のメンツは脚を温存したいため、誰も彼を追おうとしない!そんな周囲の思惑を逆に利用したポーレス。これは上手いと唸ったロングアタックだった。

しかしポーレスは途中で力尽き、後方から追い上げてきたエドヴァルド・ボアッソン・ハーゲンが彼を追い抜く。

だがボアッソン・ハーゲンも力及ばず、最後までスプリントを我慢していたサイモン・クラークとタコ・ファン・デル・ホールンとの争いに。

そして結末は先日の第3ステージのような僅差のゴール判定へ。(関連過去記事:超カオス!2022ツール第3ステージの感想・ハイライト動画・結果

個人的にはボアッソン・ハーゲンが一番スプリント力があるだろうと思っていたので、最後まで彼が我慢していればボアッソン・ハーゲンが勝つだろうと思っていたので、ちょっと意外な結末だった。

それにしても、ユンボ・ヴィズマは昨日の完璧すぎる勝利からたった一夜明けただけでこの結果。まさに天国から地獄への転落だ。

ツール開始前からユンボの薄幸さを予想していた人も多いかもしれないが・・・今年も・・・今年も!ツールの女神はユンボ・ヴィズマにそっぽを向いてしまうのか?

ログリッチはツール・ド・フランスに呪われているのかと・・・

そしてイスラエル・プレミアテックはこの優勝でUCIポイントを稼ぐことに成功。降格危機にあるチームに救いの光となるか。

マチュー・ファン・デル・プールのことや、その他いろいろ書きたいことはあるが、まぁこのへんで。

ハイライト動画

結果

ステージトップ10

順位選手名チーム名1位とのタイム差
1サイモン・クラーク(Simon Clarke)Israel-Premier Tech0
2タコ・ファン・デル・ホールン(Taco van der Hoorn)Intermarché-Wanty-Gobert Matériaux0
3エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(Edvald Boasson Hagen)TotalEnergies0:02
4ニールソン・ポーレス(Neilson Powless)EF Education-EasyPost0:04
5マグナス・コルト・ニールセン(Magnus Cort Nielsen)EF Education-EasyPost0:30
6ヤスパー・ストゥイヴェン(Jasper Stuyven)Trek-Segafredo0:51
7タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates
8ヤスパー・フィリプセン(JasperPhilipsen)Alpecin-Fenix1:04
9ファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)Quick Step-Alpha Vinyl
10ルーカ・モッツァート(Luca Mozzato)B&B Hotels – KTM

総合トップ10

順位選手名チーム名1位とのタイム差
1ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)Jumbo-Visma0
2ニールソン・ポーレス(Neilson Powless)EF Education-EasyPost0:13
3エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン(Edvald Boasson Hagen)TotalEnergies0:14
4タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates0:19
5イヴ・ランパールト(Yves Lampaert)Quick Step-Alpha Vinyl0:25
6マッズ・ピーダスン(Mads Pedersen)Trek-Segafredo0:36
7ヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)Jumbo-Visma0:40
8アダム・イエーツ(Adam Yates)INEOS Grenadiers0:48
9トム・ピドコック(Tom Pidcock)INEOS Grenadiers0:49
10ゲラント・トーマス(Geraint Thomas)INEOS Grenadiers0:50

各賞ジャージ

ジャージ選手名チーム名
マイヨ・ジョーヌ(総合首位)ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)Jumbo-Visma
マイヨ・ヴェール(ポイント賞)ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)Jumbo-Visma
マイヨブランポワルージュ(山岳賞)マグナス・コルト・ニールセン(Magnus Cort Nielsen)EF Education-EasyPost
マイヨ・ブラン(新人賞:25歳以下)タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)UAE Team Emirates
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