ディラン・トゥーンスがシーズン途中でチーム変更、イスラエルへ移籍
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今年はバーレーン・ヴィクトリアスで走っていたディラン・トゥーンス(Dylan Teuns)が、シーズン中にもかかわらずイスラエル・プレミアテック(Israel–Premier Tech)へ移籍することが決まった。しかもこの移籍は今すぐに効力を持つものとなる。イスラエルのツイッターを。
🚨New rider alert! 🚨
— Israel – Premier Tech / Israel Cycling Academy (@IsraelPremTech) August 5, 2022
IPT is pleased to welcome @dylan_teuns to the team in a mid-season transfer deal.
Welcome, Dylan!
Read more 👉 https://t.co/Olfgd9g0vh#YallaIPT pic.twitter.com/BEyqPJ0zSj
上述のように今回の移籍はすぐに効果が生じ、すぐにトゥーンスはイスラエルのメンバーとなる。したがってディラン・トゥーンスはこれから始まるスペインのグランツールのブエルタ・ア・エスパーニャに、バーレーンではなくイスラエルの選手として出場する予定だ。
ディラン・トゥーンスはベルギー人の30歳。逃げやクラシックも得意な選手でとてもチームにとって有益な選手だ。おそらくイスラエルでチームメイトになるヤコブ・フルサン(Jakob Fuglsang)やマイケル・ウッズ(Michael Woods)らとともにリエージュなどのアップダウンの多いクラシックレースや、グランツールでのステージ優勝を積極的に狙うことになるのだろう。
発表の中で語られているのは、もともと今年が終わってから移籍という話だったようだが、イスラエルのボスであるルヴァン・アダムスが「シーズン途中でもかまへんで」と提案して突然の移籍が実現したらしい。
だがトゥーンスという実力のある選手をシーズン中に失うバーレーン側はそれでいいのだろうかと思う。
ひょっとしたらバーレーン側になんらかの補償があったのではないか?とも邪推してしまう。
トゥーンスとバーレーンとの間に不仲説や亀裂があったとの噂もないように思う。いったいこの移籍の裏側はどうなっているのだろう。
国家としてのイスラエルとバーレーンは、2020年にトランプ大統領によってイスラエル、UAEそしてバーレーンで歴史的な和平合意がなされたわけだが、ひょっとしてそれが今回の移籍になんらかの影響を・・・・・・はさすがに考えすぎか。