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カザフスタンのワールドツアーチームのアスタナ(Astana Qazaqstan)といえば、大佐ことアレクサンドル・ヴィノクロフ(Alexandre Vinokourov)と、カザフスタン政府の内部事情によってときどき引き起こされる給与支払いの遅滞が名物(?)だ。あまりネタにすると大佐からお手紙が届くぞ。
そのヴィノクロフは今年の2022シーズンについて「最悪だった」と話す。一体にアスタナに何があったのか?
情報源:Alexander Vinokourov: Astana-Qazaqstan ‘hit rock bottom’ in 2022
まず今年はたった6勝しかできなかった。ワールドツアーチームの中では最少。あげくワールドツアーではゼロ勝だ。これにより、2022年だけのUCIポイントで見れば、全18のワールドツアーチームのうち最下位。ドベ。なお同17位はイスラエル・プレミアテック。同16位はチームDSM。ただ降格の基準は2020~2022の3年間の総ポイント数なので降格は免れている。
情報源記事では、ヴィノクロフが別メディアBici.proで語ったとされる内容が、次のように紹介されている。
“We always had to rearrange everything. We have had many sick people, many crashes. They were the worst and hardest two years in our history
訳「今シーズンは一度決めたことをなにかもやりなおさざるを得ない状況ばっかりだった。多くの病人と多くの落車と怪我。この2年はチーム史上最悪の2年間だったわ」
ただ来年については「底は打ったからあとはV字回復や!」みたいなポジティブさを持って前を向きたいという趣旨のコメントもなされている。
問題児(?)ミゲル・アンヘル・ロペスについては、あの違法薬物密輸容疑との関連でチーム側と溝ができていて、ロペスは移籍を考えているという噂が報道されていた。
今回のインタビューでヴィノクロフは、そのロペスの噂については何も言及しなかったようだが、ロペスについては、
With each year that passes he is better. But the years pass, and he has to do something, otherwise there are young people who arrive,” he said.
訳「毎年彼も進化してる。でもプロトンも日進月歩だからロペスにも何か強い進化が必要なのよ。そうしないと台頭してきた若い世代と戦えない」
という内容を話したと情報源記事では紹介されている。
関連過去記事として、次の記事もどうぞ。