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Rapha
ロードレースとロードバイクのブログ「Bike News Mag」
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2023年1/1からUCIがルール改訂。バイクサイズ、ハンドル幅、ボトルケージなど複数のルールを明確化。6.8kgルールに変更は？
UCIが最小ハンドル幅、バイクサイズ、ボトルケージなどについてルールを明確化。
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UCIが2023年1月1日から適用する新しいルールをPDFで公開している。次のPDFファイルを見て欲しい。
UCI公式ドキュメント（PDF）：CLARIFICATION GUIDE OF THE UCI TECHNICAL REGULATION（01.01.2023 version）
今回のこのドキュメントは、現行のUCI規定のArticles 1.3.001から1.3.034に関係するものだ。
ブログ記事タイトルでは「改訂」という言葉を使ったが、実際にはARTICLE 1.3.001などを完全に置き換えるものではなく、どちらかというと現行の規定の不明瞭な点などを明確化し、補うためのものだ。
ここで注目したいのがハンドルバーの項目「ARTICLE 1.3.022」だ。
情報源：6 key changes to the UCI’s equipment regulations – and what they mean for bike tech in 2023
ARTICLE 1.3.022：ハンドルの最小サイズの明確
今回の発表ファイルの中で最も明確化・補完された項目がARTICLE 1.3.022で、ハンドルバーのルールについて細かく新しい情報が書き込まれている。（大量の赤文字と訂正）。
そしてこのように「ボックスモデル」を使ったイラストで、よりわかりやすく、より明確になるよう工夫されている。
今回のドキュメントではとにかくハンドルバーの項目について大量の情報が赤文字で記されていて、とてもじゃないが全部を書き出すのは無理。それは専門家にまかせる。どっかのえらい人がやってくれるだろう（ﾁﾗｯﾁﾗｯ）
その大量の赤文字で明確にされた情報のうち、ハンドル幅についての情報がこれだ。
The maximum width of 500 mm for the bicycle directly relates the maximum authorised
overall width (outside – outside) of handlebars. The minimum overall width (outside –
outside) of traditional handlebars (road events) and base bars (road and track events) is
limited to 350 mm
簡単に言うと、ハンドルの一番外からもう一方の外までの最大幅は500mmまで。おなじく最小幅は350mmまでと書かれている。このうち最小幅の文言「The minimum overall～」の部分が今回赤文字で明確化された部分だ。
奇しくも（？）、先日「ロードバイクが最も速いハンドル幅は32.5cm？Aerocoachから32.5cm幅のAeroCoach Ornixカーボンエアロハンドルバーが登場」という記事を書いたが、これは32.5cm幅となっている。
だが、これはブラケットのフードの中央間の数値であって、ハンドルバーの最外から最外までの数値ではない。じゃあその数値は？というと不明だが、ギリギリセーフなのかもしれない。実際の製品を計測してみたいものだ。
より長いリーチを得られるべく改訂
またこの画像の○で囲ったところの数字を見て欲しい。今まではその数字は50（つまり50mm）だったが、今回のドキュメントではこの画像のように100へと変更されている。これはより長いステムを使えるようになるということだろう。
特に身長が190cmを超えたり、腕が長い選手が多い欧米で、さらには最近はポジションといて前乗りが流行っているので嬉しい変化ではないだろうか。
バイク重量の下限について
バイク重量の最下限についての6.8kgルールは何も変わらない（絶望）。
【UCIルールの関連過去記事】
