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12年もの間クイックステップで走り続けてきた37歳のベテラン選手のゼネク・スティバル(Zdenek Štybar)。しかし昨年解雇の告知をうけ、移籍先のチーム探しへ。そして見つけた新天地がジェイコ・アルウラ(Team Jayco AlUla)だ。
スティバルは初めての新チームでもすぐに馴染み、とても居心地がいいようだ。曰く「こんなに良いチームだとは思っていなかった」
情報源:Zdenek Stybar turns page with move to Jayco-AlUla
長年走り続けたクイックステップで、そのボスのパトリック・ルフェーブル(Patrick Lefevere)から解雇告知を受けたときはショックだっただろうが、それでもスティバルは「あの解雇告知はありがたかった」と話す。
それはなぜか?
その理由をこう語る。
“I am happy that Patrick let my agent know quite early, so it was soon known that I would be leaving, and that helped open some doors.”
訳「ルフェーブルは、自分の代理人にかなり早い時期に契約を延長しないと知らせてくれて、それで移籍先探しが楽になったから良かった」
新チーム探しには時間がかかることを思えば、やはり早い時期から動き出したほうが有利であるのは確か。ルフェーブルも当然そんなことは百も承知だろう。
ルフェーブルとしてもビジネスである以上は冷徹な判断が必要だが、ひょっとしたらこれまで長年クイックステップで貢献してくれたことにスティバルに対する敬意や、スティバルの37歳という年齢面での不利さなどを考慮して、チーム探しをしやすいようできるだけ早い時期に解雇を告知したのかもしれない。知らんけど。「浪花節だよ人生は」でいいじゃない。
そしてスティバルはジェイコ・アルウラについてこう話す。
“I am very happy, and I didn’t expect such a good team. It’s very chilled, with such great material. That is such an important part for me. Everyone is excited for a big season.”
訳「今自分はとてもハッピーよ、こんないいチームだと思ってなかったしね。ジェイコ・アルウラはめっちゃ居心地がよくて、いいものが揃ってる。自分にとってはそういうのがとても重要。チームの誰もが良い結果が残せるよう発奮してるわ」