ポガチャルのフレームサイズは485?ポガチャルのコルナゴV4Rsについて
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2日前からいきなり世界的に話題沸騰中のロードバイクが、タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)らチームUAEが使うコルナゴ(Colnago)のV4Rsだ。
もちろん話題になっている原因は、クラシックレジェンドのトム・ボーネン(Tom Boonen)が、「コルナゴより、スペシャライズドやサーベロなどのバイクのほうが速い」と言ったことだ。下の記事がその発言を紹介した記事だ。
そしてその翌日、今度はコルナゴがそのトム・ボーネンたちに果たし状を叩きつけた。ミラノ~サンレモの前に、コルナゴの本部に彼らを招待する。ようするに「実際にV4Rsに乗って、それから言えや」ということだ。その紹介が次の記事だ。
こんな風にネタとしてはおもしろい展開になっているわけだが、そういったネタとは別にタデイ・ポガチャルが実際に乗るコルナゴ V4Rsについて、そのスペックや使用機材を紹介している記事をご紹介。
情報源:Tadej Pogacar’s bike: The Slovenian sensation’s Colnago for 2023
身長177cmでフレームサイズは485?
昔からプロの選手が使うフレームは、一般販売向けのジオメトリとは異なることがあった。一般販売モデルとは異なる、その選手だけのカスタムサイズの作られることが多い。
ましてや、トップオブトップのポガチャルの場合もひょっとしたら、一般販売向けフレームのジオメトリとはちょっと違う設計になっているかもしれない。そのへんはわからない。
177cmのポガチャルは本来一般販売向けのフレームサイズとしては54(日本公式サイトのジオメトリだと530相当か?)あたりが本来のサイズだろうが、この情報源記事によると、ポガチャルが使うV4Rsのサイズは「485」と思われるよういだ。
🤩 ¡Buenos días! #69RDS @TamauPogi #WeAreUAE pic.twitter.com/1kMYrnwOKm
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) February 17, 2023
単純な数字だけ見れば、本来の適正サイズより二回りは小さいと思われるが、一方でステムを長くしており、使っているステムは130~140mmぐらいのようだ。さらにサドルもかなり前に出している。つまり前乗り派と言えるだろう。ちなみにサドルはこれまでのPrologo M5 ScratchからPrologo Dimensionへ変わっている。
そんなポガチャルのクライミングスタイルは、ずっとシッティングで高回転スタイル。登りでは、加速するときも、ライバルの動きに反応するときも基本的にシッティングのままいくことが多いように思える。
そのようなフレームサイズ、ステム、サドルの設定はそうしたポガチャルのクライミングスタイルに最適化したものだろう。
使うホイールはEnve 45 (トレーニング時)とEnve SES 4.5 (レース時)が基本となり、タイヤはContinental GP5000 TR/S/TTをレースによって使い分ける。周知の通り、コンポは昨年までのカンパからシマノへ変更となっている。
またチームバイクのステムには、バイクブランドではなく超高級時計ブランドのリシャール・ミル(Richard Mille)のロゴが刻まれている。
先日もTwitterでつぶやいたように今年からUAEで走るアダム・イエーツ(Adam Yates)もリシャール・ミルを着用している。
ポガチャルは以前、長距離の登坂が出てくる山岳コースでは軽量化のためにリムブレーキのバイクを選んでいるみたいなことを言っていたと思うので、V4Rsではフレームサイズを小さめにして少しでも軽くしようとしているのかもしれませんね。
たしかに軽さ優先だとそうなるブヒね。
あと現代の最新バイクでも小さいほうが剛性が高くてプロごのみなのかも?少なくとも昔はわりとそういう考えが多かったブヒね。
スタックから導き出したら485になるのは仕方ないかと
あと、ハンドル周りはENVEを使っているようです
なるほどスタックハイトを考慮したらそうなったという感じブヒね。
ハンドルもENVEだったとは。ENVEはこれからどんどん積極的にワールドチームに供給して成長曲線を描こうとしているのかも?